朝から温まる!作り置きOKの栄養スープ「さつまいもとにんじんの塩こうじポタージュ」

 

おはようございます。野菜料理家やのくにこです。

先日、「2024野菜ソムリエアワード2024」のファイナリストに選んで頂き、大阪の会場でプレゼンの最終選考に参加してきました。

「今年3月に母が亡くなったので、知人に母のことを書くようにすすめられ文章にすると、原稿用紙100枚もの大作となりました。題名は「すこし前の昭和の食卓」。そのことが母を亡くした喪失感をやわらげ、母との思い出の多くは食にあったと改めて感じました」

そんなことをお話ししていると、会場の皆さんが涙してくれたり共感してくれたり…。入賞は逃し、記録には残りませんでしたが、記憶に残るお話ができたと、お空で母も喜んでいると思いました。

実は私がこの連載でご紹介するレシピの多くが、私が子供の頃に食べた母のレシピをそのままに、またはアレンジしたものなんですよ。

今日ご紹介するレシピも、私が風邪をひいたり、体調が悪い時に作ってくれた、栄養たっぷりのポタージュスープです。

 

今回は液体塩こうじとオリーブオイルを使って作りますが、母は塩ひとつまみとサラダ油を加えて作っていたと思います。根菜類は体を温めるので作り置きして、朝食に温めなおして食べてくださいね。

栄養たっぷり!「さつまいもとにんじんの塩こうじポタージュ」

 

さつまいもとにんじんの塩こうじポタージュ

材料(4人分)

  • さつまいも 100g
  • にんじん 100g
  • たまねぎ 50g
  • 豆乳 200ml
  • (A)水 250ml
  • (A)液体塩こうじ 大さじ1
  • オリーブオイル 大さじ1
  • コショウ 少々

作り方

1) さつまいもは小さめの角切りにし、水でさっと洗ってアクを取る。にんじんとたまねぎは千切りにする。

2) フライパンにオリーブオイルとたまねぎを入れ、しんなりするまで炒める。にんじんを加えて2分ほど炒め、さつまいもと(A)を加える。蓋をして弱めの中火で5分ほど、さつまいもがやわらかくなるまで煮る。

3) 豆乳と(2)をミキサーにかけ、鍋に戻して沸騰しないように弱めの中火で3分加熱する。

4) 器に盛り付け、お好みでコショウをふる。

  • すりおろし生姜を加えたりシナモンを加えると、体がより温まり、冷え性の解消にもなります。
  • 豆乳を牛乳に代えてもおいしく作れますが、その場合は液体塩こうじを少なめにしてください。

母の思い出の味

母はぼた餅を作るのが好きで、よく大皿にたくさん作っていました。5人家族でしたが、食べきれないほどの量を毎回作り、近所の今で言う「ママ友」に配るのです。これが大好評で、小学生の私が配る役割。お礼にと必ず、お菓子をくれるので私は嬉しくて、「まさに棚からぼた餅だな」といつもほくそえんでいたのです。

NHKの「団地のふたり」というドラマでは、小泉今日子さんと小林聡美さんが子供の頃からずっと住んでいる団地で物語が展開していきます。まさに、小学生の時に団地に住んでいた私は懐かしく番組を見て、我が家のこの「棚からぼたもち」を思い出していました。すると、ぼたもちをあげていた幼なじみから連絡が来て、ドラマを見て同じことを懐かしく思っていたようです。

私の書いた文章が読みたいと言ってくれたので、いつの日か出版して送るねと伝えました。

皆さんの食の思い出はどんなものがありますか?冬休みに実家に帰省したときなどに、少し振り返ってみると楽しめるかもしれません。

来週は「フライパン焼きいも」の作り方をご紹介します。

☆この公式ブログは<毎週火曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに!

 

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からだにやさしい朝ごはんレシピ

料理家 やのくにこさんによる、野菜たっぷりの美味しい朝ごはんや休日ブランチ♪
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野菜料理家 やのくにこ

野菜不足解消の料理教室やテレビ、ラジオ、新聞、雑誌等で農家さんを取材し「食べて農家応援」の活動をしています。6次産業化プランナー(愛媛県)、地域活性化伝道師(内閣府)。

お腹がすいて目覚める朝は、自分の身体が健康だなと確認するバロメーターです。毎日を心地よくたくましく過ごすために、野菜たっぷりの美味しい朝ごはんやお休みの日のブランチをお伝えします。

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