最近は多くの企業でSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みをよく目にするようになりました。でも、個人では日常生活では何をすればいいのか?そんな疑問を持つ人いるかもしれません。
大きな目標に思えますが、一人一人ができることもたくさんありますよ。
例えば、エコバッグを使う、節水を心がける、ゴミの分別を徹底するなど、日常ですぐ取り入れられることから始めていきましょう!
この記事では、衣食住それぞれの視点で、無理なく続けやすい「エコアクション」を3つご紹介します♪
【衣】「プチプラ服」こそ厳選するクセをつける
リーズナブルで流行りのアイテムが揃うプチプラファッション。手軽さが魅力ですが、短期間で大量に生産されることで、環境や社会に多くの負荷をかけています。
スタイリスト 高橋 愛さんは、まず選ぶ段階での意識を大切にしているそう。
「とりあえず安かったから」「流行っているから」そんな理由だけで選んでしまうと、あぁこれいらないかも…ということになりがち。高い服よりも気軽に買えてしまうプチプラこそ、厳選することが必要です。
ウエスとして「使い切る」方法も
また、廃棄を考えている服を解体して「ウエス※」として利用することも、SDGsアクションのひとつ。
※古い布や衣服を再利用して作られる布製の雑巾や掃除用具
写真のように、要らなくなった衣類を適当なサイズに切っておけば、洗面所やキッチンの汚れを取るのに最後まで利用できます。
ファッションと持続可能性を両立させるためにも、自分にとって本当に価値ある一着を見極める目を養いたいですね!
(参考:古くなった服はどうする?取り入れやすいサステナブルアクション3つ)
【食】楽しみになるレシピで「美味しく食べきる」を意識
料理家 村山瑛子さんは、日頃からSDGsアクションとして意識しているのが「野菜を余すことなく全て美味しく食べる」ということ。我慢して食べるのではなく、「食べるのが楽しみになる」というのがポイント。
上の写真のラスクもそんな意識から思いついたレシピのひとつ。もともとは、余ったパンの耳をそのまま食べていたそうですが、今では作るそばからすぐになくなる人気の一品に。
その他にも、夕食におでんを作ったの翌日には登場するのが「大根の皮のきんぴら」。美味しすぎてこれを作りたいがためにおでんを作ることもあるそう!
お鍋シーズンに余りがちなネギの青い部分は、「ネギ焼き」にするのがおすすめ。ネギの青い部分がたまるのが楽しみになるほどお気に入りのレシピなんだとか。
どれも美味しく食べられるので、楽しみながら続けられそうですね。まずは普段からよく使う食材に無駄がないか見直してみましょう。
(参考:食べ始めたら止まらない!パンの耳で簡単「塩キャラメルラスク」)
【住】使い回しのできる「収納ボックス」を活用
家中のさまざまな場所で使用する収納ボックス。大きさやデザインなど、アイテム選びに迷うこともありますよね。
整理収納アドバイザーのみほさんが使用しているのは、無印良品「ファイルボックス」。このボックスを家中の収納に使うことで、スッキリと見えるだけでなく、さまざまな場所に使い回すことが可能になります。
みほさんは、パントリー内では食品の収納に、リビングでは掃除道具入れとしても使用。シンプルだからこそ、さまざまな場所にフィットして使えます。
また、他の場所でボックスが必要になった場合は、収納を見直して空きボックスをつくればOK!新たに買い足さず使い回すことで、サスティナブルな暮らしにつながります。
目の前の収納だけにとらわれず、ずっと使い続けられるかを念頭に置いてアイテムを選びたいですね。
(参考:手軽にはじめられる!「サスティナブルな暮らし」につながる収納術3選)
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無理なく日常に取り入れやすい「エコアクション」をご紹介しました。
ちょっとした工夫で、少しでも持続可能な未来に貢献していきたいですね。今日からできる小さな一歩を踏み出しましょう!