朝食の「混ぜごはん」が家族を繋ぐ！娘が野菜が大好きになった秘訣3つ

朝を楽しむ「朝時間アンバサダー」のみなさんに、朝時間にまつわるお話を届けていただく連載です！

おはようございます。
Instagramまいにちまぜごはんで、我が家の朝食「野菜が好きになる、簡単で美味しい混ぜごはん」のレシピを発信している、ハル（@mainichimazegohan）です。

我が家はステップファミリー。10年前に中1女子のステップマザーになりました。

（10年前の結婚式。今年は家族10周年！）

結婚当時、決まった野菜だけ食べ、その他の野菜は一切食べない娘。
ある朝、食わず嫌いのセロリとベーコンの混ぜご飯をセロリだと言わずに朝食に出したところ、ぺろりと完食。

その後も野菜炒めやサラダにすると食べない野菜でも、混ぜごはんにすると食べるように。毎朝「今日の混ぜご飯なに？」と混ぜごはんが私と娘の共通の楽しみとなり、大学4年生の今では野菜が大好きになりました。

そこで、今回は「野菜が大好きになる混ぜごはんの秘訣3つ」をご紹介します。

うま味成分が多いものを常備、旨味をかけ合わせる

異なる旨味をかけ合わせることによって、感じる旨味が倍増することを「旨味の相乗効果」といいます。実は野菜にはグルタミン酸を多く含まれているものが多いのです！

我が家ではグルタミン酸・イノシン酸を多く含む食材を常備。混ぜごはんを作る際は、グルタミン酸の食材×イノシン酸の食材を組合せたレシピを心がけています。

【グルタミン酸】
チーズ・塩昆布・ちりめんじゃこ・枝豆・ニンニク・玉ねぎ・トマト・長ネギ・しめじ・大根・ピーマン・ブロッコリー等
【イノシン酸】
鰹節・めんつゆ・魚類・肉類（ソーセージなど）

野菜は加熱することで甘くなり、焦げ目はうま味に！

野菜の混ぜご飯レシピのポイントは、野菜を加熱してご飯に混ぜ込むこと！
野菜は加熱すると甘みや旨味がアップ！葉物は嵩が減るので食べやすくなります。また、焼いて焦げ目をつけることで美味しさの元である香り、コク、旨味成分が作り出されて、美味しさが倍増します。（メイラード反応）

根菜はレンジで加熱した後にフライパンに油をひいて焦げ目をつけたものを、ご飯と混ぜ込むと味も食感も豊かになり、美味しく頂けます。

葉物はレンジで加熱後、汁気を絞ってご飯と混ぜ込んだり、フライパンでさっと炒めてご飯と混ぜ込むと、葉物特有の苦みがアクセントになり美味しく頂けます。

子供は味がついたご飯が大好き！だから混ぜごはんに！

子供が野菜を食べない理由の一つは苦みやクセがあるからです。

ところが、お米の甘みと合わせると、その苦みやクセが不思議とアクセントになり、美味しく感じます。うちの娘もそのパターンで、苦手で嫌いと思ったものが美味しいと思うことが楽しかったようです。

自分の想像以上の出来事が起こると、価値観が真逆にかわります。好き嫌いなく食べなさいと叱るよりも、野菜を食べることが楽しい、調理することが楽しいと思えれば、うちの娘のように野菜が大好きになるかもです（笑）。

是非、簡単レシピを一緒に作ってみてください。親子の思い出を増やしながら野菜好きになったという子が増えますように。

イチオシ夏の混ぜご飯「驚愕の旨さコーン丸ごとごはん」

最後に今年の夏に開発した激ウマレシピをご紹介します。炊飯器だけで作れて、すごく簡単なので是非、親子で作ってみてください。

【材料】（2 人前）

・とうもろこし　　 1本
・バター　　　　　　10g
・きざみ塩こんぶ　　大さじ1
・塩　　　　　　　　小さじ1
・米 1 合（ごはん 2 杯分）
・水適量

【作り方】
（1）コーンは皮をむき、洗う
（2）研いだお米に先丁度の水をいれて、コーン、塩小さじ1をいれて炊飯
（3）炊きたてごはんからコーンを取り出し、そぎ切りして実だけごはんに入れ、バター、きざみ塩こんぶをいれてしゃもじで混ぜれば完成

※味は「きざみ塩こんぶ」で調節してください

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【プロフィール】まいにちまぜごはんハルさん／お米料理研究家/会社員/グルメライター/ブロガー

会社員として働く傍ら、長崎のお米料理研究家としてInstagram「まいにちまぜごはん」で忙しい人向けに簡単・美味しい・映えるお米レシピを投稿。料理嫌いだった私がみつけた「目分量でも美味しく作れる法則」で、料理が楽しく大好きになる人を増やす活動中。20代で難病、30代で流産・胞状奇胎・抗がん剤治療を経験して、苦難の中でも「楽しいはつくれる」と実感。「楽しいはつくれる」をライフワークに各種メディアで発信しています。
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