おはようございます。野菜料理家 やのくにこです。
朝起きると、喉が乾燥してイガイガすることはありませんか?温度と湿度が下がるこの季節は、寒さと乾燥で体調を崩しやすいですよね。
こんな季節におすすめしたいのが、すりおろし生姜とハチミツで作る「ハニージンジャードリンク」です。
朝起きて歯を磨いてうがいをしたら、最初にこのドリンクを飲んでみてください。喉を潤してくれますよ。
生姜には抗炎症作用や抗菌作用があり、生姜に含まれる成分のショウガオールには血行促進や体を温める働きがあります。そのほかにも、吐き気を抑えたり、消化を助けたり、口臭予防も期待できます。
ハチミツには体を潤す作用があり、胃痛や腹痛を抑え消化吸収を助ける働きがありと言われています。
秋冬の朝の体調管理は、「ハニージンジャードリンク」で喉を潤すところからスタートしませんか?
おろし生姜で簡単!「ハニージンジャードリンク」
材料(1人分)
- すりおろし生姜 小さじ1/4
- ハチミツ 小さじ1
- お湯 150ml
作り方
すべてをカップに入れ混ぜる。
これだけで、即席の健康ドリンクの完成です。すりおろし生姜はチューブではなく、生姜を買ってすりおろして使いましょう。
ただ、その都度、生姜をすりおろすのは面倒ですよね。その上、野菜室に保存するといつの間にかカビが生えていることも。
そこで、冷蔵庫で約3ヶ月は持つ、生姜の保存方法をご紹介します。
長期保存可能!「おろし生姜」
それは「すりおろし生姜を清潔な瓶に入れて冷蔵庫に保存するだけ」。
これで、おいしい生姜がいつでも使えます。空き瓶は沸騰した湯で5分間煮沸消毒することをおすすめします。
あとは、すりおろして瓶に詰めるだけで、冷蔵庫で保存。
今の時期は、皮の色が薄い新生姜が売られているので、たくさん買って、スプーンを使ってこすり洗いをし、汚れを流水で洗います。布巾で水けをふいたら、すりおろすだけ。
皮の色の濃いひね生姜は辛みが強くなっているので、皮をむいて使いましょう。皮にも栄養素がたっぷり含まれているので、捨てずにすりおろしてもOKです。
3ヶ月以上保存したい場合は、お酢を加えるようにしましょう。
新生姜の時は、お酢をプラスするとほのかにピンク色に染まります。煮物や炒め物に使うときは酸っぱさは飛んで旨味になりますので、これもおすすめ。
なお、酢を使う場合は、薄切りや千切りでも長く保存できます。
私はどんな料理にもすりおろし生姜を加えて、乾燥や冷え対策として使っています。お肉の下味にはもちろん、お味噌汁にも野菜炒めにも煮物にも何にでも少し加えることによって、素材がやわらかくなったり臭みが抑えられる働きもあります。
今回は、生姜をたっぷり加えて無水で時短で作れるおかずのレシピもご紹介しますね。
冷え対策にも!「鶏もも肉とえのきの生姜旨煮」
材料(2人分)
- 鶏もも肉 170g
- えのきだけ 170g
- 春菊 170g
- すりおろし生姜 小さじ2
- (A)だし醤油 大さじ1
- (A)本みりん 大さじ1
- (A)酒 大さじ1
作り方
1) えのきだけは根元を2センチ程度切って洗い、3等分に切り分ける。鶏もも肉は8等分に切る。春菊は洗って根元を切り3等分に切る。
2) フライパンに鶏もも肉の皮を下にして並べ中火で焼く。焼き目がついたら返して、裏面も焼き目がつくまで焼く。
3) えのきだけと生姜を加え、(A)を加えて混ぜる。えのきの水分が上がってきたら、中火でそのまま3分煮る。
4) 春菊を加えしんなりしたら、器に盛り付ける。
春菊が苦手な方は三つ葉や青ネギでもOKです。
鶏肉にも体を温める働きがあるので、乾燥や冷えにおすすめのおかずです。
乾燥と寒さ対策に毎日小さじ1程度のすりおろし生姜を使って、ドリンクやお料理に使ってみてくださいね。
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次回は、ホタテ貝を使ったレシピをご紹介します。
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