おはようございます。朝美人アンバサダーで、ダイエット講師の岩瀬結暉です。
ダイエットに欠かせないのが、食事制限と運動です。
夜遅い時間に食べると良くない、など、食事の時間がダイエットに及ぼす影響についてはもうおなじみかと思いますが、実は、運動も、行う時間帯や状態によってダイエット効果が大きく変わります。
同じ運動をするのなら、効果がより高く出る時間に運動したいですよね!では、どの時間にどのように運動すると効果的なのでしょうか?
「無酸素運動」と「有酸素運動」の違いを知ろう
まずは、運動を「無酸素運動」と「有酸素運動」の2種類に分けて、その違いを理解しておきましょう。
無酸素運動とは、重い負荷をかけて行うもので、息が続かなくなる運動です。
具体的には、筋トレ、ウエイトトレーニングなど。この無酸素運動は、主に糖質をエネルギーとして消費します。
筋肉を育てるためには、筋肉痛になる程度の無酸素運動が必要と言われています。
一方、有酸素運動とは、長い時間継続しても、呼吸が安定して続けられる運動です。
ウォーキング、ジョギングなどがこれにあたり、体内の糖質をエネルギーとして使った後に、体脂肪を分解してエネルギーとして消費します。
つまり、筋肉をつけるのではなく、脂肪を燃焼させることだけを考えると、有酸素運動が適しています。
一般的に、筋肉を育てるためには無酸素、体脂肪消費を促すためには有酸素と、分けて考えて運動している人が多いようです。
「成長ホルモン」を味方につけよう
成長ホルモンは、脂肪を分解し、アンチエイジング効果も期待できるといわれている物質です。この成長ホルモンの分泌は、筋トレなどの無酸素運動をすることで促されます。
無酸素運動で成長ホルモンが分泌され、脂肪分解効果が高まったところで有酸素運動に切り替えると、体脂肪は分解され、血液循環をうながしながら脂肪酸は消費されていきます。
有酸素運動だけでは成長ホルモンが出にくいのですが、先に無酸素運動を行うことで脂肪分解+消費の効果が高くなると言われていますので、時間帯だけでなく、運動の順番も意識してみましょう。
朝食前と夕食後では、どっちがいいの?
朝、食前に運動すると、体内の糖質が少ないため、体脂肪の分解が促進されます。
また、運動することで交感神経が刺激されて基礎代謝がアップするため、1日の消費カロリーが増えて痩せやすくなるのです。
一方、夕食後の運動は、肝臓や筋肉に溜まっている、1日の食事で摂った糖質から消費されるので、脂肪の分解はその後になります。
※詳しい仕組みは以前の記事(痩せたいなら”糖質の貯蔵庫を空にすべし”)をご覧ください
つまり、夜に運動を行うなら、夕食後よりも体内の糖質が少ない夕食前がおすすめです。
※あまりにも空腹が強い時に、過度な運動をすると低血糖になるおそれがありますので、体調を考えて行ってください
まとめ
まとめますと、一番ダイエットに効果的なのは
- 朝食前に無酸素運動を行う
- その後(朝食前)有酸素運動を行う
こと。
けれども、ダイエットはなにより「続ける事が重要」です。朝食前に2種類の運動ができなくても、夕食前にできるかぎり運動するなど、続けることが何よりも大切。
自分のライフスタイルに合わせてムリのない時間に運動を組み入れて、上手にダイエットを続けましょう。
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☆この連載は【毎週火曜日】更新です。次回もどうぞお楽しみに!