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忙しい大人のための読書リスト。自然の声に耳を澄ませたくなる本3選

 

朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、自然の声に耳を澄ませたくなる本

忙しい毎日に疲れたときにオススメの本をセレクトしました。自然の気配を感じながら心穏やかに過ごしたくなる3冊です。空気の澄んだ冬の朝の読書にぜひ。


あめ
著者:イブ・スパング・オルセン/翻訳:ひだにれいこ
出版社:亜紀書房

国際アンデルセン賞を受賞したデンマークの画家の名作絵本。雨がふる仕組みを描いた一冊です。ある雨の日、大粒の雨が町を濡らしています。窓の外を眺めていたシャロッテのめがねにも雨つぶが落ちてきます。この雨つぶの子たちが空からの冒険の道のりをシャロッテに教えてくれます。

雨つぶが最初にあいさつするのは子どもたち。夕立のザアザアいう音は雨つぶたちがおしゃべりの声。雨あがりの葉っぱのしずくは、雨つぶの寄り道です。雨から世界が広がっていく一冊です。

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自然図鑑
文:さとう藍/絵:松岡達英
出版社:福音館書店

自然観察に出かけたくなる本。身のまわりの動物や植物と出会い、その暮らしを観察する方法が、リアルなタッチのイラストとともに紹介されています。

昆虫や鳥を観察するにも、さまざまなアプローチの仕方がある。隠れている昆虫探し、鳥の生物地図、鳴き声の聞き分け方、足跡のスケッチ……。虫たちはどんなふうに冬を越すのだろう? 雨の日、鳥たちはどうしてるんだろう? 興味がどんどんふくらんでいく。

自然を見るものさしになる動物や植物が季節の変化を教えてくれます。冬の訪れを知るのは、ツグミが初めて姿を見せた日、ヤツデやサザンカの花が咲いた日。私たちの生活のすべては自然とつながっている。

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樹木ハカセになろう
著者:石井誠治
出版社:岩波書店

さまざまな木の特徴や不思議な力をわかりやすく解説した本。知ってる木の名前はいくつ? 20個以上書けた人はもうハカセだそうです。木の名前を知れば分類や特徴がわかり、見慣れた景色に広がりと奥行きが出るように思います。

樹木医の著者が「触診してみるのが、木との対話の第一歩」という通り、見るだけが観察じゃない。樹皮や葉に触ってみて初めてわかることも多いのですね。サルスベリの幹はすべすべしていて冷たい手触り。コナラやクヌギは温かい。その理由を知ると木の種類によって生き方が違うのだと実感できます。植物に興味のある人はもちろん、山歩きや散歩が好きな方におすすめの一冊です。

くわしくはこちらの記事をどうぞ。
『自然図鑑』
『樹木ハカセになろう』

ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ

「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。

*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/

朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』はこちら>>

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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