朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、旅に出たくなる本。
秋の休日、天気がよければちょっと遠くへ出かけてみよう。海の見える駅や風情ある温泉旅館もいいかもしれない。ロマンチックな気分で素敵な場所へ。そんな旅へと誘われる2冊をセレクトしました。
『海の見える駅』
著者:村松拓
出版社:雷鳥社
海の見える駅に魅せられた著者が、今までに訪れた300の駅から70駅を厳選紹介。「徒歩0分の絶景」に出逢える駅へ数多くの写真とともに案内します。
駅に降りたてば海はすぐそこ。ホームのベンチに腰掛けて、まぶしい海を感じたい。たとえば、目の前に穏やかな海が広がる北国の無人駅。その駅のまわりには小さな商店があるだけ。観光地ではないのどかな駅ならではの魅力が伝わってきます。「海のきれいな時間帯を狙おう」「時刻はちゃんと調べよう」「駅ノートを探してみよう」など、訪れる際のポイントも紹介されているので、実際に出かける時の参考になりますね。
日本には海の見える駅がたくさんある。訪ねてみたい駅がこんなにもある。旅の楽しみや発見が広がる一冊です。
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『四次元温泉日記』
著者:宮田珠己
出版社:筑摩書房
迷路のような温泉旅館は遊園地のように心ときめく場所だった——。日本の温泉旅館と温泉の旅の楽しみを伝える湯けむり日記です。
温泉なんてただの風呂じゃないかと決めつけていた。しかも風呂嫌い。そんな著者が名湯を巡るうち温泉に魅せられていく。温泉旅館の迷路建築を探検しその珍妙さと不思議さに夢中になり、温泉そのものにもすっかりハマってしまう。
一緒に温泉旅行をするおじさん二人も、温泉とのつき合い方は自由奔放。じつにいい味を出しています。この本が素敵なのは、温泉好きな人もそれほどでもない人も楽しめるところ。露天風呂へ続く階段を上ったり渡り廊下を行ったり来たりしながら、秘密めいた迷路をさまよってみたくなります。
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『海の見える駅』
*『四次元温泉日記』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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