朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、休日のための読書リスト。
ゴールデンウィークの読書にオススメの本を選びました。日本各地のサイダーに誘われて、愉快な旅のエッセイに誘われて、美しい駅舎に誘われて。ふらりと旅に出たくなる3冊をぜひどうぞ。
日本全国サイダー図鑑。
涼しげなガラスびん、レトロなラベル。冷たいびんをつい頰に当てたくなる。キャップを開けたらしゅわっと弾けて、ほのかな甘さに心が和む。
本書は、地サイダーの名付け親が日本各地の地サイダーを紹介。伝説となった地サイダーや伝統の味を今に伝える地サイダー、復刻された地サイダー、新しい地サイダーなど、時を経ても愛され続けるサイダーの魅力に迫ります。
著者がすすめる地サイダーの楽しみ方は、そのサイダーが生まれた土地に行き現地で飲むこと。ネットなどで手軽に買えるからこそ、あえて遠くまで出かけるのもオツなもの。サイダーを訪ねる旅に出かけたくなります。
『懐かしの地サイダー』
著:清水りょうこ
出版社:有峰書店新社
家族の旅日記。
1989年の夏、平野レミさんと和田誠さんが息子二人とヨーロッパを旅したときのエッセイです。レミさんが日記を、絵とコラムを和田さんが担当した愉快で心温まる一冊です。
宿泊するホテルもその日に決める。小さな町に入ってサーカスのポスターを見れば、今夜はここに泊まろうということになる。ハプニングだっていろいろあるけれど、いつも楽天的で陽気なレミさんがいればどんなこともうまくいく。
旅のところどころでひと休みするような時間がせつないほど素敵です。当時、中学二年生の長男、唱さん、小学校四年生の次男、率さんが描いた絵や日記もとびきり楽しい。かけがえのない家族の時間がこの本に詰まっています。
『旅の絵日記』
著者:和田誠/平野レミ
出版社:中央公論新社
「駅舎」めぐりの旅。
全国の駅を訪ね歩くフォトライターの杉﨑行恭さんが、モダンなデザインの駅舎を美しい写真とともに紹介。駅舎のある風景を存分に楽しめる一冊です。
駅舎建築をじっくり観察したい、待合室に座ってみたい。もしかしたら、いつも通っている駅がじつはモダン建築という場合もあるかもしれません。そんなワクワクするような可能性を秘めているのが本書。「駅舎デザインの冒険」「石と煉瓦とコンクリート」「戦後派駅舎のフリースタイル」「訪ねてみたい無人駅舎」といったさまざまな切り口で、名建築といわれる駅舎を案内します。
写真はどれも空がとても美しい。青い空に映える駅舎を見てみたいと思います。駅舎のたどってきた歴史、駅舎のある町とそこに暮らす人たちにも思いを馳せたくなります。
『モダン建築駅舎 秀逸なデザインの大正・昭和・平成の駅』
著者:杉﨑行恭
出版社:天夢人
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
*『懐かしの地サイダー』
*『旅の絵日記』
*『モダン建築駅舎 秀逸なデザインの大正・昭和・平成の駅』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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