朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、雨の日の読書リスト。
雨ふりの日の朝読書に、気分をちょっと明るくしてくれる本を。おうちでゆっくり読書するのにぴったりの3冊を選びました。お出かけのときは一冊かばんに入れておくと、かわいい表紙に癒されます。
カフェボンボンでは、気持ちが明るくなる本や心が軽くなる本、ときには何もかも忘れて夢中になれる本をたくさんご紹介していきたいと思っています。それから本の装丁も素敵なものを。とくにいまは、あたたかい雰囲気のあるものや自然の気配が感じられるもの、心が癒されるものを選んでいます。楽しんでいただければ嬉しいです。
『はなうた散歩道』
著者:朝倉世界一
出版社:KADOKAWA
『デボネア・ドライブ』『春山町サーバンツ』などで知られる漫画家・朝倉世界一の作品集です。メロンミントちゃんはスナックの雇われママ。お酒は出さずに酔わせてくれます。女子短大生のゴロリー〜♪丸太ちゃんに癒され、透明人間志望のホーちゃんにキュンとして。
朝倉世界一の漫画には、心も体もはっきり反応する。空が透き通るように青く見えたり、セミの鳴き声が急に大きく聞こえたり。奇想天外でキュートな登場人物たちに出会うと、体の中を風が吹き抜ける感じ! 「温泉カレー」では爽快な旅気分を味わえます。
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『まる子だった』
著者:さくらももこ
出版社:集英社
「ちびまる子ちゃん」の著者・さくらももこが、子供時代の思い出をつづったエッセイ集。「まる子」だった頃の懐かしくてかわいいエピソードが満載です。
家での〜んびり過ごすのが好きなまる子にとって、夏休みは天国のはず。でも、早朝のラジオ体操で初日からつまずきそう。夏のあいだずうっとゴロゴロしてるつもりだったのに……。家族四人でお祭りに行った帰り道には、お父さんの行きつけの飲み屋へ寄って、柳川とエビ天を食べた。ゆかた姿ではしゃぐまる子ちゃんがかわいくて少しせつない。
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『モンテロッソのピンクの壁』
作:江國香織/絵:荒井良二
出版社:集英社
猫の夢さがしを描いた文庫版絵本。江國香織と荒井良二が贈るチャーミングな物語です。
金茶色の目をした猫のハスカップは、港のそばの西洋館にすんでいました。ハスカップはいつもまるくなって眠ってばかり。みんなに怠惰な猫だなんて思われてたんだけど、本当は夢を見ていたんです。猫のハスカップの夢にいつも出てきたのは、きれいなピンクの壁。その壁がモンテロッソにあると知り、ハスカップは幸せな暮らしに別れを告げて旅に出て……。
荒井良二のまばゆい絵がうっとりと夢見心地にさせてくれる。とろけそうに幸せな猫に出会えます。
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『はなうた散歩道』
*『まる子だった』
*『モンテロッソのピンクの壁』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
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