おはようございます。大阪でエステサロン「private salon Laule’a」を経営する美容家の寒川あゆみです。
手先や足先が冷たく感じたり、体の芯から冷えてしまったり、美容と健康の点滴である「冷え」を感じやすい時期。冷えをそのまま放置すると、体調不良やホルモンバランス、自律神経の乱れにつながります。体調を整えるためにも日頃から「温め習慣」や「温活」を意識しておきたいもの。
今回は、冷えが体に及ぼす影響をおさらいしながら、私自身が実践している「温め習慣」をご紹介します。
体が冷えるとどんな影響があるの?
朝晩ぐっと冷え込む季節は、手先や足先が感覚がないほど冷たくなったり、体の芯から冷えてお風呂で温まってもすぐに冷めてしまったり…意識せずに過ごしていると、体はどんどん冷えてしまいます。
冷えの原因は、気温の低下により体温調節しづらくなっていることだけでなく、運動不足による筋肉量の低下や血液循環が鈍くなっていることも大きく関係します。
冷えたまま放置することで、免疫力が低下して風邪を引きやすい、体調がすっきりしない、だるいと感じたり、ホルモンバランスや自律神経の乱れによって生理痛がひどくなる、イライラする、不安になる…など、心身の不調にも関わってきます。
自覚がなくても、足先や手先、お腹や腰回り、お尻など冷えている場合もあるので、冬は日頃から温め習慣をつけておきましょう。
エステティシャンが実践!コツコツ続けたい「温め習慣」4つ
【1】寝起きに白湯を一杯
部屋の気温が下がっていて「お布団からでたくない…」と感じる冬の朝。頑張ってベッドから出たら、起床後の体温を下げないようすぐに部屋を暖かくして、マグカップ一杯の白湯を飲みましょう。
白湯を飲むことで内臓が温まり、体の内側からポカポカしてきます。腸内環境も活発になるので、朝のデトックスに効果的です。
【2】カイロ、毛布、もこもこ靴下、湯たんぽ…あったかグッズを活用
日中に室内を暖かくしていても、足先やお腹、腰回りが冷えると感じることも。テレビを見ている時、デスクワーク中は、ブランケットやもこもこ靴下、腹巻などで冷え対策をしましょう。
外出する際はカイロやマフラー、手袋などで防寒対策をしっかりと。寝る時に湯たんぽなどで布団の中を温めるのもおすすめです。
【3】日中は温かいスープやハーブティーを
デスクワークの合間や休憩時間に、こまめに温かい飲み物を取り入れましょう。ハーブティーやジンジャーレモンティー、ルイボスティーなどカフェインが少なく、血行促進できるものがおすすめ。
カフェインは体を冷やす原因になるので取りすぎには注意しましょう。
昼食や夕食時に、コンソメスープやクラムチャウダー、味噌汁などの汁物を一緒に取り入れるのもおすすめ。食事の前に温かい汁物を飲むことで体が温まりやすくなるほか、お腹が膨れて食べ過ぎ予防にも効果的です。喉や鼻の乾燥対策にもつながりますよ。
【4】入浴+ストレッチ
シャワーだけでは体の芯まで温まりにくいため、ゆったり湯船に浸かりながら、腕や背中、股関節をストレッチしたり、ふくらはぎや太ももをマッサージして揉みほぐしましょう。
体が冷えているとお湯も冷めやすくなるので、少しずつお湯を足したり追い焚きをして、しっかり体の芯まで温めることが大切です。
お風呂上がりは湯冷めしないよう温かい格好でストレッチを。ポカポカ感が持続し、翌朝体がすっきりしますよ。
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冷えから体を守るためには、「温め習慣」をコツコツ続けることが大切です。続けるうちに冷えがましになったり、体調が安定したり、よく眠れて目覚めがよくなったり、体にとって良い効果が期待できますよ。できることから取り入れてみてはいかがですか?
☆この連載は<木曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!