4万人以上のカウンセリング、メイクアップを担当する中で「日本女性を美しく見せるメイク術」を確立!自然体な大人メイクを伝導しているメイクセラピスト荻野愛子さんによる連載「史上最高にキレイになる♪朝の美人メイクメソッド」では、朝のメイクで美人になるヒントを毎週ご紹介します♪
おはようございます。メイクセラピストの荻野愛子です。
シミやクマ、くすみや赤みといったお肌の悩み。できてしまったら、スキンケアでお手入れをしても、元通りにするには時間がかかってしまいますよね。そんな時に活躍するのが「コンシーラー」です。
お肌トラブルの心強い味方と言えるコンシーラーの正しい使い方を知っておけば、毎朝のメイクがもっと素早く簡単になりますよ♪今回は、「コンシーラー」の基本とコツのご紹介です。
朝のメイクが素早く簡単になる!プロ直伝「コンシーラー」基本の使い方
コンシーラーは「種類」で使い分ける
コンシーラーは大きく分けて、固形タイプと液状タイプに分かれています。
固形タイプの特徴
スティックやペンシルといった固形タイプは、速乾性が高く、カバー力の高さが魅力です。ですが、その強いカバー力のため、広範囲に塗ると「厚塗り感」が出てしまうので注意が必要。
また、直ぐに乾いてくれる反面、保湿や弾力性に乏しく、動きのある部位に使うと乾燥し、時間が経つとシワになってしまうので、頬など肌の動きが少ない部分への使用に適しています。
液状タイプの特徴
サラサラとした限りなく液体に近いものから、クリームのようにとろりとした質感のものまで様々な商品があります。サラサラとした質感に近いほどカバー力が低く、とろみが強くなるほどカバー力が高い傾向にあります。保湿と弾力性に優れているので、目の下、まぶた、口元など、肌の動きが大きい部分への使用に向いています。
使うタイミングは「ファンデーションのタイプ」で変わる
基本的に、コンシーラーをつけるタイミングは「パウダーの直前」です。つまり、使用するファンデーションが、リキッドなのかパウダーなのかで、コンシーラーを使うタイミングが変わってきます。
リキッド、クリーム、クッションなど液状のファンデーションは
「下地→リキッドファンデーション→コンシーラー→フェイスパウダー」
の順番で。場合によっては、フェイスパウダーを省略する方もいらっしゃると思いますが、その場合でも「パウダーの直前」がベストなのは変わらないので、リキッドファンデーションの後にコンシーラーの順番で大丈夫です。
パウダーファンデーションであれば
「下地→コンシーラー→パウダーファンデーション」
の順番につけると◎。
- 『リキッドファンデ』の『後』にコンシーラー
- 『パウダーファンデ』の『前』にコンシーラー
と覚えておいてください。
プロのテクニック!「ピンポイント」でつける
少し専門的なお話ですが、スキンケア商品やリキッドファンデーションのようなアイテムは、肌のきめに沿って「じわぁ」と伸びが良く、広がっていくように作られています。それに対してコンシーラーは、塗られた範囲から広がることなく、しっかりその部分にフィットするように設計されたアイテムです。
その特性から考えても、コンシーラーはシミなどの気になる部分に、ピンポイントで使うのが大切。気になる部分にジャストサイズでのせて、広く塗りすぎないことがポイントです!
まとめてカバーしようとコンシーラーを広く塗ってしまうと、時間が経ったとき、どうしても浮いて見えてしまい、かえって目立ってしまいます。保湿性を高めたスティックや、カバー力が高い液体コンシーラーなど、目新しい商品が次々と発売されていますが、時間が経つとどうしても浮きやすくなってしまうので、ピンポイントで気になる部分にジャストサイズで使いましょう。
ソバカスなど、広い範囲でカバーしたい場合は、リキッドファンデーションでしっかりつけていく方が自然にカバーできます。
コスメにはそれぞれ特性があります。それぞれの強みを活かして、上手に使うことで美しいお肌を作りましょう!
☆この連載は<日曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!