みなさま、おはようございます。料理研究家の「かめ代」です。
心が楽になる2品弁当。連載第37回目の2品弁当は
- 梅ちくわの肉巻き
- ひじきと野菜の焼き肉だれ炒め
のレシピをご紹介します。
「お肉がほんの少ししかない」時に思い出していただきたいのが、ちくわの肉巻き。「薄切り肉が2枚しかない…」なんてときも、ちょっとしたボリュームおかずが作れます。梅とかつおぶしがアクセントの、お気に入りのおかずです。
副菜は、買い置きできる「ひじき」を野菜と一緒に「焼き肉のたれ」で炒めた、簡単でご飯がすすむ炒めもの。メインが少ない時に重宝します。今回はつまみやすい「長ひじき」を使っていますが、もちろん「芽ひじき」でもOK。
ちなみに、肉巻きはちくわの中に味をつけてあるので、焼いたあとたれをからめません。なので、肉巻きを焼いたあと、洗わずにそのまま副菜を作ることができますよ♪
フライパン1つで仕上げる2品おかず、ぜひお試しくださいね。
フライパン1つ!「梅ちくわの肉巻き」「ひじきと野菜の炒めもの」2品弁当
1品目 梅ちくわの肉巻き
(材料)1人分
- 豚薄切り肉 2枚
- ちくわ 2本
- 大葉 2枚
- (A) 梅干し 大1個 ※たねをとって手でちぎる。
- (A)みりん 小さじ1
- (A)しょうゆ 小さじ1/2
- (A)かつおぶし 小1パック
- 薄力粉 小さじ1/2
- ごま油 小さじ1
※記事公開時、材料(B)として4つ掲載していましたが、材料(B)は不要です。修正してお詫びいたします(2020年5月14日追記)
(作り方)
1. ボウルに(A)の梅干しとみりん、しょうゆを入れて、スプーン等でつぶしながら混ぜ、かつおぶしを入れて和える。
2. ちくわに縦に切り込みを入れて半量ずつ(1)の梅だれを入れる。
3. 大葉を巻いて、豚薄切り肉を巻く。
4. 薄力粉を全体にまぶす。フライパンに油を入れて中火で熱し、巻き終わりを下にして並べ入れる。転がしながら全体に焼き色を付ける。
5. フライパンの蓋をして蒸し焼きにする。
※中に生のものがないため、表面の肉が色よく火が通ればOK!
※こげつかない加工をされた直径20cmのフライパン使用。ふたも必要です。
6. 取り出して好みの大きさにカットする。
※このあと、フライパンは洗わずに、2品目の副菜を作ります。
2品目 ひじきの焼き肉だれ炒め
(材料)1人分
- ひじき 10g
- にんじん 2cm程度(20g)
- ピーマン 1個
- 焼き肉のたれ 大さじ2
- いりごま(白) 大さじ1
- (ごま油 小さじ1)※肉巻きの後のフライパンに、油が残ってないときは足してください。
(作り方)
1. ひじきはかぶる程度の水に浸けておく。10分程度やや固めにやわらかく戻し、洗ってざるにあげて水切りしておく。にんじんとピーマンは細切りにする。
※お弁当を作る調理の最初に水につけて戻しておきましょう。その間にメインを作ったり野菜を切ったり、ご飯を詰めて冷ましておくと効率的です。
2. 肉巻きを作ったあとのフライパンに(1)を入れて炒める。
3. しんなりしてきたら、焼き肉のたれを入れて炒めていりごまをちらす。
2品弁当の詰め方プロセス
1. ごはんを弁当箱に入れて冷ましておく。肉巻きは斜めに置くときれいに入るので、ごはんは斜めに。好みで海苔を敷く。
※冷ます時には割りばし等の上に弁当箱を置いて、底を浮かせると下にも空気が通り、早く冷めます。
2. ごはんに沿って、半分に切った肉巻きを並べる。
3. 副菜のひじき炒めをたっぷり詰める。
4. ごはんの上に高菜漬けをのせる。
※分量外の材料(ごはん1人分、海苔、高菜漬け)
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今週の「心が楽になる2品弁当」はいかがでしたか?
薄い豚肉が2枚だけ(笑)という時は、魚のタンパク質の「ちくわ」によく助けてもらいます。ちくわの中に梅とおかかを入れたこの肉巻きは、食べ飽きず、毎日でもお弁当に入っていてほしい(笑)くらいです。
簡単に焼き肉のたれで調理したひじきも、ごはんのお供にぴったりですよ♪
こちらも、以前ご紹介したように、家にいるときは、この2品弁当のおかずをそのままワンプレートごはんにしても、もちろんOK!
ひじきの焼き肉だれ炒めは、ごはんにのせて丼にするのもおすすめです!毎日のお弁当作り。心を楽に。2品弁当を楽しんでください。
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「心が楽になる2品弁当」のルール
- おかずは2品だけ
- 詰め方も簡単に。紙カップは使わない
- 市販の調味料やあしらいものは常備して利用
- 2品で朝15分以内に完成する簡単美味しいお弁当
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料理研究家 かめ代
公式サイト 「 kameyo レシピと暮らし」 https://kameyogohan.com/
☆この連載は<毎週日曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに…!