おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。
今日は、いつもの「焼き鮭」とはひと味違う、冬にピッタリの「生姜」を使った「鮭」のアレンジレシピをご紹介します。
今年の大寒は「1月20日」
1月20日は「大寒」。一年で最も寒さが深まり、雪が降ることも多いのがこの日です。
そんな寒さに対抗するには、薬膳では「温熱性」という体を温める食材を選ぶことがおすすめです。食材は、それぞれに体を温める「温熱性」、涼しくする「寒涼性」、どちらにも偏らない「平性」と分類されます。
代表的な食材がこちら。ぜひ食材選びの参考にしてみてくださいね。
- 温熱性…生姜、長ネギ、唐辛子、シナモン、鶏肉、ラム肉、海老 など
- 寒涼性…トマト、きゅうり、なす、冬瓜、緑豆、昆布、豆鼓 など
- 平性 …うるち米、イモ類、牛肉、豚肉、乳製品 など
セルフケア食材「生姜」
生姜は「生姜(ショウキョウ)」という名の生薬としても使われている食材です。
体をぽかぽかと温めてくれるほか、発散の力を強く持つのも特徴です。つまり、風邪予防などにも効果的。外からやってくる体に悪いものをはじきとばす力を持ちます。
風邪が流行るこの季節。受験生など体調を崩せない方も、ぜひ意識的に生姜を摂ってみてくださいね。
今回は、タレと付け合わせ、ダブルで生姜をたっぷり使います。ちなみに、鮭と、付け合わせの長ネギも、冬におすすめな温熱性の食材です。寒い朝にぜひお試しください。
1年で最も寒い「大寒」に食べたい!カラダを温める「鮭の生姜みりん焼き」
材料(2人分)
- 生鮭 2切れ
- (A)みりん 大さじ2
- (A)しょうが(すりおろし) 大さじ1と1/2
- (A)蜂蜜、しょうゆ 各大さじ1
- 長ネギ(3センチ) 4本
- しょうが(千切り) 1かけ
作り方
1) (A)を合わせてタレを作る。バットに(A)と鮭を入れ、まんべんなくタレをつけ、時折上下を返しながら10分漬ける。
2) 魚焼きグリルで(1)とネギを入れて中火で4分焼く。裏返して残ったタレを表面に塗り、さらに4分焼く。皿に盛り、長ネギと千切りのしょうがを添える。
ポイント
魚焼きグリルは予熱をし、油を薄く塗っておくとくっつきにくくなります。
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☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに!