おはようございます!料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子です。
前回記事(たっぷりきのこのみぞれ蕎麦)はいかがでしたか?消化にやさしいきのこたっぷりの蕎麦です。食欲の秋で胃腸がお疲れの時、ぜひお試しくださいね。
今日は、だんだんと気温の低下する季節にぴったりの免疫力アップメニューをご紹介します。
薬膳的ポイント食材
じゃがいもの効能
- 気を補う
- 胃腸の調子を整える
豚肉の効能
- 気を補う
- 体を潤わせる
中医学では、体の表面はつねづね衛気(えいき)と呼ばれるエネルギーが保護してくれていると考えられています。
秋から冬にかけて乾燥が進み、空気を吸い込む肺が弱ると、肺の呼吸によるコントロールではりめぐらされている衛気も乱れます。これにより防衛の力が低下し、病気をしやすくなってしまいます。
そんな季節は、元気に過ごせるように、「気」を補う食材を食べて病気になりにくい体を作りたいもの!
今日は、気を補うのにぴったりの、韓国の名物料理「カムジャタン」風なスープを、スペアリブを豚ばら肉に変えて手軽に作るレシピでご紹介します。
免疫力アップ!豚ばら肉を使えば簡単「カムジャタン風スープ」
材料(2人分)
- じゃがいも 2個
- 豚バラ薄切り肉 120g
- キムチ 80g
- にんにく 1かけ
- ごま油 大さじ1
- (A)鶏がらスープの素 小さじ1
- (A)水 300ml
- (A)コチュジャン 大さじ1と1/2
- (A)しょうゆ 小さじ1
- (A)砂糖 小さじ1
- 小ねぎ、白すりごま 各適量
作り方
1) じゃがいもは皮をむき半分に切り、耐熱の器に入れふんわりラップをして600Wのレンジで4分加熱する。
2) にんにくは包丁の腹で潰す。キムチは粗くきざむ。小ねぎは青い部分を斜め切りにする。豚ばら肉は5センチ幅に切る。(A)を合わせておく。
3) 鍋にごま油とにんにくを入れて加熱し、にんにくがほんのり色づいてきたら豚肉を入れて炒める。色が変わったらキムチを入れ炒める。
4) じゃがいも、(A)を入れて沸いたら蓋をし、弱火で7~8分、じゃがいもの周りが少し崩れるまで煮る。
5) 器に盛り、小ねぎ、白すりごまをトッピングする。
ポイント
- キムチを先にしっかり炒めることで、酸味が飛びコクがでやすくなります
- ごはんとあわせてもおいしいです
- 辛いのが好きな方は、韓国唐辛子や一味唐辛子などを足すのもおすすめです
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☆この連載は【毎週月曜日】に更新します。次回もお楽しみに。