みなさま、おはようございます。料理研究家の「かめ代」です。
心が楽になる2品弁当。連載第12回目の2品弁当は
- 卵とひじきの袋煮
- 小松菜のツナマヨ炒め
お肉もお魚もないなという時にも、お揚げやツナ缶等で2品弁当!
しっかり出汁が浸みこんだお揚げの袋煮やしっかり味のツナマヨ炒め。
地味ながら、ご飯に合う美味しい2品です。是非作ってみてください。
地味うま!ご飯が進む「卵とひじきの袋煮」「小松菜ツナマヨ炒め」2品弁当
1品目 卵とひじきの袋煮
(材料)1人分
- 薄揚げ 1/2枚(30g程度)
- 卵 1個
- ひじき(乾) 小さじ1
- かつおぶし 小1パック
- (A)水 50cc
- (A)しょうゆ 大さじ1/2
- (A)みりん 大さじ1/2
- (A)砂糖 小さじ1/2
(作り方)
1) 薄揚げは、半分に切り、袋状にする。コップ等に入れて、水洗いした(茶こし等に入れて水洗いすると楽です)ひじきを入れ、卵を入れて楊枝でとめる。
2) 小鍋に(A)を入れて強めの中火で熱し、煮立ったら(1)を入れる。
3) 鍋の蓋をして弱めの中火で5分程煮る。途中上下を裏返し、卵に火が通って固くなってきたら火を強めて汁気をとばし、かつおぶしをまぶす。
※最後に汁気をしっかりとばした後、さらにかつおぶしをまぶすのがコツです。かつおぶしが汁気を吸って、お弁当の液だれ防止に。そして、お昼までにかつおのうまみが揚げにしみこみます。
2品目 ツナと小松菜のマヨ炒め
(材料)1人分
- ツナ缶 小1缶
- 小松菜 1/2袋(100g)
- にんじん 2cm程度(20g)
- (A)マヨネーズ 小さじ1
- (A)しょうゆ 小さじ1
- (A)みりん 小さじ1
- すりごま(白) 大さじ1
(作り方)
1) 小松菜は2cm幅程度に切る。にんじんはせん切りにする。フライパンにツナ缶の油を入れて中火で熱し、小松菜とにんじんを炒める。
2) 残りのツナ缶すべてと、(A)を入れて炒める。
3) 汁気を炒りとばし、すりごまをからめる。
※汁気を炒りとばした後、すりごまをからめると、汁気を吸って食材にからみます。お弁当の液だれ防止になり、しっかり味になります。
2品弁当の詰め方プロセス
1) ごはんを弁当箱に入れて冷ましておく。
※冷ます時には割りばしや畳んだペーパーや小さな器等の上に弁当箱を置いて、底を浮かせると下にも空気が通り、早く冷めます。
2) 袋煮を半分に切って手前に詰める(袋煮のように、形がはっきりしていて自立するおかずは、先に詰めてもぐらつきません)。
3) 空いた部分にツナマヨ炒めをしっかりと詰める。
4) ごはんにしば漬けをのせて、ツナマヨ炒めにごまをふる。
※分量外の材料(ごはん1人分、しば漬け、いりごま)
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今週の「心が楽になる2品弁当」はいかがでしたか?
冷蔵庫に何もないな…という日は、ツナ缶等を利用した簡単な2品弁当もいいものです。
袋煮は、お弁当おかずにとても便利な定番。今回は、ひじきを入れて、最後にかつおぶしをまぶしてみました。ひじきの黒がお弁当の色合いをキュッと引き締めてくれます。
地味ですが、しみじみ美味しい和のお弁当。
毎日のお弁当作り。心を楽に。2品弁当を楽しんでください。
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「心が楽になる2品弁当」のルール
- おかずは2品だけ
- 詰め方も簡単に。紙カップは使わない
- 市販の調味料やあしらいものは常備して利用
- 2品で朝15分以内に完成する簡単美味しいお弁当
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料理研究家 かめ代
公式サイト 「 kameyo レシピと暮らし」 https://kameyogohan.com/
☆この連載は<毎週日曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに…!