冬になると、足先やかかと、手の甲や指先が乾燥によってカサカサしたり、ガサガサして皮がめくれていませんか?
最初は触るとカサカサしているな…くらいでも、いつの間にか皮がめくれたり、ひび割れや荒れた状態になったり。そこに静電気が起きたり、衣類の繊維が引っかかって、余計に逆剥けが起きやすくなります。
今回はエステティシャンである筆者が教える、自宅にあるアイテムで簡単にできる、手と足の保湿ケアについてご紹介します。
ガサガサになってない?手持ちのアイテムで簡単「手足しっとり」保湿ケア術
寒い季節になると、気温が低下し、空気が乾燥することで、肌の水分が奪われやすくなります。また、お湯を使って水仕事する機会も増えるので、洗い物をするたびに肌の水分が奪われがち。
結果、手荒れが起きやすくなり、乾燥してカサカサしたり、粉がふく、皮がめくれてガサガサするという状態が起こります。
触り心地や見た目だけでなく、乾燥によるかゆみや痛みを招く原因になるため、真冬になる前からしっかり乾燥対策を行うのがオススメです。
足の保湿ケア法
用意するもの:ビニール袋2枚、化粧水、美容オイル、オールインワンジェル、ボディミルクもしくはクリーム
触ると足の甲がカサカサしていたり、かかとがひび割れになっていたり、皮がめくれていませんか?
足の裏は汗をかいたり、靴下によって保湿されてるように感じやすいですが、実は汗が蒸発したり、動いたときなど靴下や靴の繊維摩擦によって、乾燥やダメージを受けやすい場所です。
1) めくれた皮や古い角質を取り除く
まず、皮がめくれている場合は、ミニバサミなどで皮をカットしましょう。古い角質が溜まっていてガサガサする、ザラつきがある場合は、ぬるま湯に足を5分ほどつけた後、ヤスリやスクラブで古い角質を取り除きましょう。
2) 保湿アイテム+ビニールでパックする
ビニール袋を2枚用意し、袋の中に化粧水約10プッシュ、美容オイルを約5滴いれます。袋の中に足を入れて角質に水分を染み込ませるように約3分間パックしましょう。
足裏の皮膚は乾燥するとかたくなりやすいので、柔らかな足裏にするためには、古い角質を取り除いて水分量を高めると効果的です。
3) オールインワンジェル、クリームで保湿する
パック後、手持ちのオールインワンジェルを足先、足裏、ひざ周りまで塗りましょう。ジェルは水分量が多く蒸発しづらいので、長時間水分を保持することができます。
最後に、優しくマッサージするように、ボディミルクもしくはクリームをなじませます。しっかり染み込ませた水分を逃さないようにしましょう。
足の保湿ケアは、週に2~3回、もしくは隔日ペースでこまめに続けることで、水分と油分がなじんで肌触りもやわらかく、ふわふわのかかとがキープしやすくなりますよ。
手の保湿ケア法
用意するもの:ビニール袋2枚、フェイスタオル、化粧水、バーム、ハンドクリーム
冬になると手の甲がカサカサしたり、逆剥けができますくなりませんか?手はよく使う場所なので、ダイレクトにダメージを受けやすい場所ですよね。
寝る前にしっかりと保湿ケアをおこなって就寝することで乾燥ダメージから肌を守り、乾燥や手荒れを最小限におさえましょう。
1) めくれた皮を取り除く
指先など逆剥けによって皮がめくれている場合はミニバサミなどで皮をカットしましょう。
手のケアに入る前に、タオルを水で濡らして絞りレンジで温めたものを事前に用意しておきましょう。
2) 保湿アイテム+ビニールでパックする
手のひら、手の甲全体に化粧水をなじませます。ビニール袋に約5滴、化粧水をいれて約3分間パックをおこないしっかりと水分をなじませます。
3) 保湿バーム+ビニール+蒸しタオルで再度パックする
保湿バームをたっぷりめに取り、手のひら、手の甲、指の関節のシワ、爪先までていねいなじませて、もう一度化粧水が含まれたビニール袋に手を入れましょう。
事前に用意しておいた蒸しタオルをビニール袋の上から包み、約2分間ホットパックをおこないます。
温めることで血行がよくなり、化粧水とバームによる水分と油分もより肌になじみやすくなります。
4) ハンドクリームで保湿する
最後にハンドクリームをなじませてヴェールをかけるように仕上げましょう。
手は水やお湯に触れたり、直接外気に触れることが多いため乾燥しやすいので、ハンドクリームだけでは保湿が間に合わないこともあります。
乾燥している場合は、水分と油分を一緒に与えて、少しだけ時間をかけてパックをしながらしっかりなじませる方がより効果的ですので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
☆この連載は<木曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!