朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『逃北』。
エッセイスト・イラストレーターの能町みね子が、北海道や東北、グリーンランドなど「北」への旅をつづったエッセイ。イラストもたっぷり、千葉雄大との対談も楽しめます。
『逃北 つかれたときは北へ逃げます』
著者:能町みね子
出版社:文藝春秋
キツいこと、イヤなことがあったとき、著者がいつも行きたくなるのは北。降り積もる雪や冷たい空気が、都会の暮らしに疲れた心と体をリセットしてくれる。
大学の卒業旅行で初めて北へ目覚めてから、北海道や東北に魅せられてきた能町さん。会社を辞めようと思ったときや三十歳の誕生日など、人生の大事な節目に向かった先は北でした。
旅するというよりは住んでみたい。その土地に暮らす自分を想像しながら、街を歩いて、喫茶店に入って、また散歩して。商店街を自転車でめぐり、図書館にも入ってみます。各駅停車でゆっくり移動するから、地元のおばちゃんや高校生の会話もよく聞こえてきます。海外の北にも憧れて、遠くグリーンランドまで旅をします。
いつも自分なりの「逃北」を楽しむ姿にじんとします。いくつもの北の風景に私も癒されました。生きる力を取り戻したいときにオススメです。
能町みね子さんの本、以前ご紹介したこちらもぜひどうぞ。
*『うっかり鉄道』
*『きまぐれミルクセ〜キ 能町みね子の純喫茶探訪』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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