おはようございます、パン・料理家の池田愛実です。湘南・辻堂でフランスパン教室「crumb-クラム」を主宰しています。
今週もこねずに簡単にできる「100gパン」のレシピをご紹介します。
「100gパン」とは、毎回同じ量の粉、100gを使って作る2人分のパンレシピで、これを少し変えるだけで様々なバリエーションのパンを作ることが出来ます。
さらにこのレシピでは、パン作りのハードルを上げていた「こねる」という作業がほとんど要らないので、とっても簡単!なのに驚くほどふわふわなんです。
前日の夜に準備すれば、朝には焼きたてパンが食べられますよ♪
今回ご紹介する100gパンは「フォカッチャ」。イタリア発祥の平たい食事パンですが、日本では最近分厚く焼いたふかふかの食感のものが人気があります。オリーブオイルを生地に練りこみ、焼く前にもたっぷりかけることで、風味良く仕上げます。
今回は、クリームチーズとドライトマトをトッピングしてみましたが、お好みの具材に変えてもOKです。オリーブやハーブをのせて焼いても美味しいですよ!
塩気の少ない具材を乗せる時は、お塩を上からぱらぱら振って焼くと味が引き締まります。
こねずに簡単ふわふわ!朝から焼きたて「100gフォカッチャ」レシピ♪
材料:2人分 調理時間:前日1時間/当日1時間
- 強力粉 100g (北海道産強力粉「はるゆたかブレンド」を使用しました)
- 塩 2g
- 砂糖 9g(大さじ1)
- ★水 60g(夏以外はぬるま湯を使うと発酵しやすいです)
- ★ドライイースト 1g
- ★オリーブオイル 大さじ1
作り方:
【前日の作業】
1) タッパーに強力粉・塩・砂糖を入れて混ぜる。別のボウルに★を入れて混ぜたら、タッパーに注いでゴムベラで混ぜ、まとまってきたら粉気がなくなるまでタッパーの中で手で練りまぜる(2〜3分間)。
2) タッパーの蓋をして30分室温におく。30分たったら生地を丸めなおし、さらに20分室温に置いてから、冷蔵庫の野菜室に入れて一晩おく。
※生地を丸めなおすことでグルテンを強化し、膨らみの良いふわふわパンになります。
※野菜室は冷蔵庫よりも少しだけ温度が高いので、発酵に適しています。野菜室でゆっくり朝まで発酵させましょう。
【当日の作業】
3) 野菜室から出して生地が約2倍になっていたら発酵完了。なっていなかったらしばらく室温にだして待ちましょう。生地に粉をふってタッパーから優しく取り出します。
4) 生地を少し平たく伸ばし、三つ折りにします。
5) 乾燥防止にふきんを被せて45分二次発酵させます。
※夏の暑い日は室温でも十分発酵しますが、それ以外の季節は電子レンジオーブンの発酵機能が便利です。
6) 生地がひとまわり大きくなっていたら二次発酵完了の目安。
生地の表面にオリーブオイル(分量外)をぬり指で穴をあけます(底まで指がつく位しっかりと指を差し込みます)。
穴の中にお好みの具材をぐぐっと押し込みます。今回は、小さく切ったドライトマトとクリームチーズを入れました。(おすすめの組み合わせです!)
180℃のオーブンで、15分焼いたら完成です!
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