おはようございます、パン・料理家の池田愛実です。湘南・辻堂でフランスパン教室「crumb-クラム」を主宰しています。
秋冬になると食べたくなる「さつまいも」。お子さまがいるご家庭では、学校で芋掘りがあってたくさん貰ってきてちょっと持て余すこと…ありますよね。
今朝は、そんなさつまいもを丸ごと1本と100gの粉を使った、こねずに簡単にできる「100gパン」のアレンジ、「さつまいものフォカッチャ」をご紹介します!
パン生地にさつまいもを練りこむと、ほんのり甘くてモチモチの食感になるんです!仕上げにかける「塩」が、生地の美味しさをより引き立ててくれますよ。
丸ごと1本!モチモチ食感がこねずに簡単「100gさつまいもフォカッチャ」
材料:2人分 調理時間:前日70分/当日70分
- さつまいも 小さめ1本(約150g。多少前後しても構いません。)
- 強力粉 100g (北海道産「はるゆたかブレンド」を使用)
- 塩 2g
- 砂糖 9g(大さじ1)
- ★牛乳 35g
- ★水 35g(触って少し温かいと感じる程度のぬるま湯を使用)
- ★ドライイースト 1g
- ★オリーブオイル 4g(小さじ1)
- 黒ゴマ・岩塩 各少々
作り方:
【前日の作業】
(さつまいもの準備)
さつまいもは半分に切り、片方だけ皮をむく。全て1cmの輪切りにして耐熱ボウルに入れ、ひたひたの水と一緒に電子レンジで柔らかくなるまで加熱する(我が家の電子レンジでは200w2分→600w2分)。
皮なしの方(=生地に練りこむ用)はフォークで潰してマッシュにし、皮つきの方(=トッピング用)はさらに半分に切っておく。
1) ボウルに強力粉・塩・砂糖・生地用さつまいもを入れて混ぜる。
別のボウルに★を入れて混ぜたら、粉のボウルに合わせてゴムベラで混ぜ、まとまってきたら粉気がなくなるまで手で練りまぜる(おいもの塊があってもOKです)。
2) ラップをして30分室温におく。30分たったら生地を丸めなおし、さらに30分室温に置いてから、冷蔵庫の野菜室に入れて一晩おく。
※生地を丸め直すことでグルテンを強化し、膨らみの良いふわふわパンになります。
※野菜室は冷蔵庫よりも少しだけ温度が高いので、発酵に適しています。野菜室でゆっくり朝まで発酵させましょう。
【当日の作業】
3) 野菜室から出した生地が、約2倍になっていたら発酵完了。生地に粉をふってタッパーから優しく取り出す。
4) 生地を少し平たくして、三つ折りにする。
5) 乾燥防止にふきんをかぶせて、温かいところで45分二次発酵させる。
※夏の暑い日は室温でも十分発酵しますが、それ以外の季節は電子レンジオーブンの発酵機能35℃が便利です。
6) 生地がひとまわり大きくなっていたら、二次発酵完了の目安。生地の表面にオリーブオイル(分量外)をぬり、トッピング用さつまいもをランダムに生地に押し込む。上から黒ゴマと塩(あれば岩塩)をパラパラと振りかけたら、190℃に予熱したオーブンで、18分焼く。
焼き上がりにも少量のオリーブオイルをかけると、さらに風味良く美味しくなりますよ。
ボリュームたっぷり、腹持ちの良いさつまいもフォカッチャは、朝食にもぴったりです。ぜひお試しください♪
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