朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、懐かしごはんレシピの本。
秋の夕暮れ時、無性にお母さんのカレーライスが食べたくなったら、ちょっと昔に想いを馳せて。愛情たっぷりのごはんは体にもきっとやさしい。今夜は、懐かしいお母さんのメニューを再現してみてはいかがでしょう。
きょうの料理が伝えてきたもの。
NHKの「きょうの料理」が伝えてきた昭和30年代、40年代の家庭料理を紹介。ちゃぶ台の上の愛情おかず、家庭にも登場した洋風料理などのレシピを再現しています。
しじみのみそ汁、精進揚げ、マカロニサラダ、ナポリタン、お母さんのカレーライス……。昭和の食卓に並んでいたおかずはどれもていねいに工夫して作られていたことがわかります。
食べ盛りの子どもに、体に良いものをできるだけたくさん食べさせたい、美味しくモダンな洋風料理も作ってやりたいという、昭和のお母さんの愛情が伝わってきます。
『きょうの料理が伝えてきた昭和のおかず』
出版社:日本放送出版協会
土井善晴さんの懐かしい味。
料理研究家の土井善晴さんのレシピ集。土井先生ご自身の「食卓の記憶をたくさんたぐり寄せて」作ったメニューです。
懐かしい味を春夏秋冬の献立で紹介。カレーライス、オムライス、ナポリタンスパゲッティ、マカロニサラダなどの家庭料理が並びます。“もう夕ご飯よー”と呼ぶ声とともに思い出す。家の外まで漂ういいにおいに、腹ぺこのお腹がきゅんと鳴る。
「懐かしい味」の意味を教えてくれる一冊です。
『土井善晴の懐かしごはん』
著者:土井善晴
出版社:NHK出版
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『土井善晴の懐かしごはん』
食卓の定番はなんでもない料理。
料理家のケンタロウさんの家のメニューの本。食卓にはケンタロウさんが幼い頃から食べて育ったメニュー、大人になってから新しく考えたメニューの両方が並びます。ケンタロウさんのお母さん、料理研究家の小林カツ代さんが、家族のために作ってきた料理のエッセンスが、大人になったケンタロウさんに脈々と引き継がれています。
ハンバーグにマカロニグラタン、大きいおむすびにカレーうどん。秋の行楽弁当や休日の昼ごはん。子どもにとってきっとすごく大切な、特別メニューにワクワクします。
『ケンタロウんちの食卓』
著者:ケンタロウ
出版社:講談社
現在はなかなか手に入りにくいものもありますが、どれも私が大切にしている本です。昭和の食卓に並んだおかずをずっと作り続けていきたくなります。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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