今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『肉まんを新大阪で』。
エッセイストの平松洋子が愛する食べものについてつづったエッセイ集。日々の暮らしや旅先でのおいしい話、新刊です。おなかが空いているときに読んで!
『肉まんを新大阪で』
著者:平松洋子/画:下田昌克
出版社:文藝春秋
丸かじりするちくわ、ほかほかの肉まん、熱々の油揚げ。平松洋子さんの好きなものは、お腹がペコペコのときにこそ食べたいもの。どの食べものも潔くてパンチが効いている。
行きつけの小さな中華料理屋で、平松さんはいつも炒飯を注文する。店のおばさんが料理する音で、食べる前からもうおいしいとわかる。湯気が立ち上る炒飯が運ばれてきて、さあ、ひと口。興奮が伝わってきます。
食べものにまつわる話が76篇。深夜におなかが空いて我慢ができないときに食べたいのは? 友人の結婚パーティで作ったデザートは? それから気弱なときの特効薬は……?
おいしい料理とともに季節もめぐります。夏を知らせる酸っぱい味、季節ごとにつくる炊き込みごはん。お母さんの懐かしい味に、今は消えてしまった店の風景に、中華料理店のおばさんの姿に、おいしい記憶が積み重なっていきます。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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