今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『今日も怒ってしまいました』。
人気イラストレーターの益田ミリさんが「怒り」についてつづったエッセイ&4コママンガです。ムカッとしたことがあった日に読みたい一冊です。
『今日も怒ってしまいました』
著者:益田ミリ
出版社:文藝春秋
カチンときたりムカッとするのはどんな時? 小さな怒りのもとがなにかの拍子にパンッとはじけちゃう、そんな時。
カップラーメンにお湯が足りなくてムカついちゃった。こんなかわいいプチ怒りから、ずっと忘れられない本気のメラメラ怒りまで。度合いもいろいろ、種類もさまざまな怒りについてつづられています。
いちばん苦しい怒りは、哀しみが入ってる怒りだという益田ミリさん。たしかにそうかもしれません。哀しみが含まれていないなら、その怒りは長引かない。あとから笑って話せるくらいのものかも。
何に腹が立つかは人それぞれだけど、自分自身への怒りはなんともつらいものだと思う。ある日、大の仲良しだった高校時代の友人からミリさんに十数年ぶりに電話がかかってきます。友人はミリさんの活躍を知ってただ喜んで電話をくれたのに、ミリさんはとっさに面倒なことを頼まれるのではと思ってしまう。そんな自分に腹が立って仕方がなかったというエピソードが印象的です。
ひとしきり怒ったら一晩寝て忘れちゃおうと思えてくる一冊です。腹が立ったりイライラしたことがあった日に。
Love, まっこリ〜ナ
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