ときめきをさがそう！小さな幸せを大切にしたくなる本、オススメ2冊

朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ～ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。

今日の「まっこリ～ナのカフェボンボン」の本棚は、小さな幸せに気づく本。

忙しくて疲れてしまったら、ちょっとひと息ついて、ときめきをさがしてみませんか。家事や仕事の合い間にも、胸がきゅんとする小さなときめきが見つかるかもしれません。何気ない日常のなかにあるに幸せに気づかせてくれる２冊です。

ときめきはすぐそばに。

漫画家・今日マチ子さんの心温まるコミックです。仕事が大好きな主人公・遠藤ミドリさんの長い休日を描きます。

自宅療養をすることになったミドリさんが、日々の時間を埋めるように始めてみたのは、いままでにできなかったこと。やろうとは思ってもみなかったこと。忙しく働いているときは、あったかいお茶をあたたかいうちに飲むことがむずかしかった。でも、一年間のお休み中のいま、彼女はお茶をあたたかいうちに飲む。ミドリさんはそんなふうに少しずつ、日常の小さな幸せをかみしめていく。

何気ないことだけど、あたたかいお茶を飲むのはきっとすごく幸せなこと。忙しすぎてみえないことがあるかもしれなと気づかせてくれる本。ときめきをさがしながら、心も体もゆるめてみたくなります。

『ときめきさがし』
著者：今日マチ子
出版社：竹書房

心の宝箱をいっぱいに。

八十代の現役イラストレーター・田村セツコさんが、年を素敵に重ねる方法を紹介。「かわいい」の元祖ならではのチャーミングなおしゃれの秘訣を教えてくれます。おしゃれで素敵なおばあさんをテーマにした本ですが、セツコさんの言葉には、幸せに生きるためのヒントがいっぱい。毎日をごきげんに暮らすことの大切さを深く感じます。

年をとる楽しみのひとつは、心の中の宝箱に宝物が増えていくこと。困ったときや不安なとき、セツコさんは大好きなものがいっぱい詰まった宝箱を開けてひとつひとつ取り出してみるのだそうです。シンプルな日記をつけたりちょこちょこ絵を描く習慣も、ハッピーな毎日のためのアイデアです。台所の片隅に絵の具や小さなノートを置く習慣、すぐにも取り入れたくなります。幸せに生きるコツとヒントが見つかる一冊をどうぞ。

『おしゃれなおばあさんになる本』
著者：田村セツコ
出版社：興陽館