今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『パンソロジー』。
パンをこよなく愛する池田浩明が、古今東西のパンにまつわる名作を集めた本、新刊です。夏目漱石からウディ・アレンまで、パン好きのためのおいしい一冊をどうぞ。
『パンソロジー』
編:池田浩明
出版社:平凡社
おいしいパンは時を超えて、パン好きの心を魅了する。古代エジプトのパンは、いったいどんな味がしたのでしょう? むかしむかしのギリシア人が食べていたという、ぶどう酒に浸したあぶり焼きパンは……?
詩人の草野心平は花のサンドイッチが好きでした。食パンにバターやマーマレードを塗り、いろいろな花をのせてパンではさんで食べていました。
林芙美子の随筆「朝御飯」には、ハイカラなパンの食べ方のあれこれが綴られています。つくだ煮をパンの付け合わせにしたり、パセリを揚げてパンにはさんでみたり。天上にのぼる心地がするほどおいしい、トマトと「ピーナツバタ」のサンドの食べ方も! 何度も繰り返し読みたくなる、朝ごはんエッセイです。
外国のパン、昔のパン、絵本のパンと出会い、めくるめくパンの世界へと旅をする。思ってもみなかった新しい食べ方を知る、ぜいたくなアンソロジーです。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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