今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『なくなりそうな世界のことば』。
世界の少数言語から「そのことばらしい単語」を、美しいイラストとともに紹介した単語帳。世界を旅するイラストブックシリーズの最新刊です。
『なくなりそうな世界のことば』
著者:吉岡乾/西淑
出版社:創元社
「ツウォホ」ってとても素敵なことばです。ツィムシアン語で「寝る前におやつを食べる」ことなんだそうです。
楽しげなことばがいろいろ。ブルシャスキー語の「マラマラアク」はのんべんだらり。ことばの響きもいいですね。「ドー」は料理にまつわるラワン語で、十分に火が通るまで弱火でコトコト煮込むこと。今まで聞いたことのないことばなのに、生活の匂いがするとたちまち身近に感じられるのが不思議ですね。
世界の50の少数言語を紹介した本書。絶滅に瀕したことばが話されている地域や文化に想いを馳せながら、世界をことばで旅します。話者数がわずか10人にも満たない言語も紹介しています。
世界のことばの「朝時間」は、ナティン。「特別ではない、何も足し引きしていない素のもの」を形容する、パプア・ニューギニアのことばです。1日のはじまりはナティンで、いつもの朝を。
Love, まっこリ〜ナ
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