今日のカフェボンボンの本棚は、『翻訳できない世界のことば』。
ポルトガル語の「サウダージ」や日本語の「ワビサビ」のような、他の国の言葉では一言で伝えにくい言葉を集めた本。ニューヨークタイムズ・ベストセラー、話題の新刊本です。
『翻訳できない世界のことば』
著者:エラ・フランシス・サンダース/訳:前田まゆみ
出版社:創元社
ノルウェー語の「フォレスケット」は語れないほど幸福な恋におちていること。
体の奥からほとばしり出る情熱的な言葉なのか、そっとささやく官能的な言葉なのか。どちらにしても、この一言を口にする人は、どんなにうっとりとした表情を浮かべているだろう。
幸せにつながるロマンチックな言葉がいくつもある。たとえば、「キリグ」(タガログ語)=おなかの中に蝶が舞っている気分。「カフネ」(ブラジル・ポルトガル語)=愛する人の髪にそっと指を通すしぐさ。
「朝時間」にぴったりの言葉は、ピサンザプラ。
マレー語でバナナを食べる時の所要時間のこと!
言葉の森を探索する気分で楽しめるイマジネーションあふれる本。伝えたい言葉にしおりをはさんで大切な人に贈りたくなります。
Love, まっこリ〜ナ
朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』はこちら>>