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【頑張るママへ】抱っこで硬くなる「手のひら〜背中」の繋がりをゆるめる朝習慣

 

おはようございます。ヨガインストラクターのSAKURAです。
この公式ブログでは、理学療法士でもあるヨガインストラクターの視点からお届けできる情報を発信しています。

【1】「腱鞘炎予備軍」!?抱っこで全身が“前かがみ”になるメカニズム

毎日、愛しいお子さんを抱っこするママ。気づけば、手首が痛い、背中が丸い、肩甲骨がガチガチ……と、不調のデパートになっていませんか?

理学療法士の視点では、この「抱っこ疲れ」を「前かがみ姿勢の連鎖」として捉えます。抱っこをするとき、無意識に腕・胸・お腹など体の前側の筋肉が縮み、体全体が内側に巻き込まれた状態になります。

この姿勢が続くと、手のひらから腕、肩、胸、背中へとつながる「筋膜のライン」全体が硬くなり、特に胸郭(肋骨周辺)の動きがロックされてしまいます。

この全身の連鎖的な緊張こそが、手首の痛みや慢性的な肩こり、そして腱鞘炎予備軍の状態を引き起こしているのです。

【2】手のひらから背骨を解放する。「筋膜のつながり」をゆるめる

ガチガチになった背中をいくら叩いても楽にならないのは、不調の「原因」が体の前側にあるからです。

背中の筋肉は、前側で縮んだ筋肉に対抗しようとして、さらに一生懸命に頑張り続けています。その結果、余計に緊張してガチガチに固まってしまっているのです。

抱っこ疲れを解消するために必要なのは、硬くなった前側の筋膜のつながりをゆるめ、背中の自由な動きを取り戻すことです。

【3】「手のひら〜背中」のつながりをゆるめるリセット習慣

この習慣は、忙しい朝や、お子さんを抱っこする前後のわずかな時間でできる「意識の切り替え」です。

【1】「手のひらの開放」を意識する
抱っこしていないとき、手のひらが無意識に丸まり、内側に力が入っていないかチェックしてみましょう。意識的に手のひらをパーッと開き、指先まで伸ばす動きを、朝起きたときや家事の合間に数回行ってみてください。
この「開放」の意識が、腕から胸にかけての連鎖的な緊張をほどくきっかけになります。

【2】「鎖骨と胸郭の広がり」を意識する
朝の深呼吸のとき、「鎖骨が左右にスッと広がり、胸郭全体が360度に膨らむ」イメージを持ちましょう。
胸を無理に反らすのではなく、呼吸によって内側から体が解放されていく感覚を味わうことが大切です。

手を広げる女性

【4】体のつながりをリセットして、自分を大切にする時間

この朝の小さな習慣は、頑張るあなたの体を守るためのセルフケアです。手のひらから背中にかけての緊張をリセットすることで、肩こりや腰への負担が軽くなり、育児の疲れから解放されやすくなります。

毎日頑張っているママこそ、ご自身の体と心のつながりを大切にする時間を持ってくださいね。

次回もお楽しみに!

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SAKURA(ヨガインストラクター×理学療法士)

急性期病院で理学療法士として脳疾患や整形外科疾患などのリハビリを担当。リハビリをはじめとする動作全般は、医学的に正しく行わなければ関節に負担をかけたり、逆効果になることを学ぶ。
産後、ヨガは柔軟性と筋力向上、自律神経の調整など、バランスのよい運動であることに気付き、ヨガインストラクターの資格を取得する。
同時に、ママには朝にしか元気に活動できる自由時間がないことを知り、「Daily Sunrise Yoga」を起業。このヨガ教室ではオンラインで朝時間に絞り、医学的根拠から説明することを大切にしている。

「Daily Sunrise Yoga」~初心者と身体の硬い人向け~
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