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柔軟性はあとからついてくる。理学療法士×ヨガ講師が教える「ヨガで本当に意識すべき2つ」

 

はじめまして。ヨガインストラクターのSAKURAです。

私は病院で理学療法士としてリハビリに携わりながら、ヨガインストラクターとしても活動しています。ヨガ教室「Daily Sunrise Yoga」では、医学的根拠から説明する朝のオンラインレッスンを開催しています。

今日からスタートするこの公式ブログでは、理学療法士でもあるヨガインストラクターの視点からしかお伝えできない情報をお届けします。

ストレッチをしている画像 CANVA

1. ポーズの綺麗さを追うことから解放されましょう!

ヨガのポーズをとるとき、「もっと体を柔らかくしたい」と痛くなるまで頑張っていませんか?

体が硬いのにそれ以上に関節を深く曲げようとすると、かえって筋肉を過度に緊張させ、関節を痛めるリスクを高めるだけなんです。

まずは、体の柔軟性を目指すことから、一度離れてみましょう!

2. 体の防御反応を知れば、柔軟性は勝手にやってくる

理学療法士としてお伝えしたいのは、「大事なのは体を正しく動かすこと」というシンプルな事実です。

なぜなら、私たちの体が硬いのは、筋肉がサボっているのではなく、”防御反応”であなたを守ろうとしているから。「これ以上動かすと危険だ」と脳が判断し、自ら筋肉をガチッと固めてストップをかけている状態なんです。

この防御反応を解く鍵は、ストレッチの強さではありません。体を“正しい軌道”と“適切な深さ”で動かせれば、脳が「安全だ」と判断します。脳が安心すれば、筋肉は自ら緊張を解いて力を抜いてくれます。

柔軟性とは、無理やり獲得するものではなく、体が正しく動いた結果として自然に得られるものです。

骸骨が柔軟している CANVA

3. ヨガで意識すべきは「ポーズに込められた意図」と「レベル調整」

では、ヨガの練習では、どんなことに意識を向ければいいでしょうか?それは「ポーズに込められた意図」と「レベル調整」に重点を置くことです。

ポーズに込められた意図

どこの関節や筋肉を動かそうとしているポーズなのか?脳に“正しい目的”を学習させることが、身体が“正しい動き”をすることへの第一歩です。

自分に合ったレベルに調整する

現在の身体能力(柔軟性や筋力)に合わせて、ブロックやタオルなどの補助具を積極的に使いましょう。補助具を使うのは決してレベルが低いわけではありません。むしろ、安全に効果的にポーズの意図を体感するための賢い選択なんです。

ヨガプロップス CANVA

4. 体が硬い人ほど試してほしい新習慣

いかがでしたか?体が硬いという悩みが、実は体の正常な反応であったことがお分かりいただけたかと思います。

ポーズの意図を考え、補助具で効果を最大化すること。これが実は柔軟性を手に入れる最短ルートであり、私が日々のヨガレッスンで大切にしているポイントです。

次回もぜひお楽しみに!

私のオンラインヨガ教室、Daily Sunrise YogaのInstagramでは、日々のヨガレッスンのポイントをまとめています。是非チェックしてみて下さい。

★Instagram:@dailysunriseyoga
★公式LINE:@085ixnfi

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

理学療法士が伝えたい!「朝ヨガ」で無理なく整うカラダづくり

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Written by

SAKURA(ヨガインストラクター×理学療法士)

急性期病院で理学療法士として脳疾患や整形外科疾患などのリハビリを担当。リハビリをはじめとする動作全般は、医学的に正しく行わなければ関節に負担をかけたり、逆効果になることを学ぶ。
産後、ヨガは柔軟性と筋力向上、自律神経の調整など、バランスのよい運動であることに気付き、ヨガインストラクターの資格を取得する。
同時に、ママには朝にしか元気に活動できる自由時間がないことを知り、「Daily Sunrise Yoga」を起業。このヨガ教室ではオンラインで朝時間に絞り、医学的根拠から説明することを大切にしている。

「Daily Sunrise Yoga」~初心者と身体の硬い人向け~
公式LINE  https://lin.ee/pCgi3eR
Instagram  https://www.instagram.com/dailysunriseyoga

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