おはようございます! ヨガインストラクターの高木沙織です。
今回のテーマは、苦手な人が多い「長座前屈」を深めるコツ。
まず前屈とは、体を前に曲げて一定時間姿勢を保つ柔軟法のこと。
そして「長座前屈」というのは、両脚を前に伸ばして座り、上体を前に倒す前屈のことをいいます。
主な効果には、全身の血流アップや冷え・むくみの改善、姿勢の改善、腰痛予防があげられるのですが、「脚の背面がツラい…」「背中が丸まってしまう」など思ったように前屈できないという人も少なくありません。
その理由のひとつには、太ももの裏側・ハムストリング(4つの筋肉の総称)やお尻の筋肉が硬くなっていることが考えられます。
ハムストリングは歩くときや走るときに使われる筋肉で、座って過ごす時間が長いと硬くなってしまうのです。
長座前屈をするときのポイント
●上体を深く倒すことよりも、かかとを前に突き出して太ももの裏側で床を押すように意識する
●足指を自分のほうに向けて、脚の背面~お尻まで心地良く伸びるところで姿勢を保つ
「長座前屈」をするときはグッと上体を折り曲げるよりも、この2つのポイントを意識しながらじっくりと時間をかけて柔軟性を高めていくといいでしょう。
「長座前屈」:やり方
では早速、「長座前屈」をしてみましょう。
1)両脚を前に伸ばして座る。
→両脚を前に伸ばして座り、体をアルファベットの「Lの字」にします。左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せ、骨盤をスッと起こしましょう。
2)【息を吐きながら】上体をほんの少し前に倒す。
→股関節から折り曲げるようにして、上体をほんの少しだけ前に倒します。太ももの裏で床を押す&足指を自分のほうに向けることで、背面の伸びをじわじわ感じましょう。<回数:90秒~>
柔軟性が高まり、上体を深く倒せるようになってきてからもこのポイントを意識すると◎
→入浴後や体が温まっているときは、ストレッチをする絶好のタイミング! また、ハムストリングのような大きな筋肉が柔らかくなるには時間がかかるのが一般的なので、長期目線で無理せずにおこなってみてください。
「長座前屈」をする前に、“仰向けになる~片脚を床から持ち上げる~もも裏に手を添えてひざを伸ばす”ハムストリングのストレッチをするのもおすすめです。
それでは今日も、良い1日を!
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