自分らしく心地よく朝時間を楽しんでいる方にお話をきく朝美人インタビュー。
今回は、フードコーディネーターの柳沢紀子さんにお話しをお聞きしました。
File140 柳沢紀子さん (フードコーディネーター・野菜ソムリエ・オーガニックフードソムリエ)
プロフィール
日本・シンガポール在住。レシピ開発や商品開発、食品のマーケティングに携わる。野菜ソムリエの資格を活かし、旬の食材を使った季節感のあるレシピを提案。ママ向けのサービス立ち上げや、自身の経験を活かしたママや子ども向けの提案も行っている。現在、忙しいママ向けの離乳食本の準備中。海外生活の経験から、日本だけでなく海外のトレンドも取り入れることが得意。海外のフード情報やトレンドを発信するライターとしても活躍中。
柳沢さんの普段の朝の過ごし方について教えてください。
朝と言えば、朝ごはん。どの国にいても変わらないのは、朝ごはんをしっかり食べること!これは家にいる時も旅先でもそうです。もし一日一食しか食べられなかったら、間違いなく朝ごはんを選ぶくらい大事にしています。
最近は朝の授乳のタイミングが6時過ぎなので、その呼ぶ声で起きています。おかげでアラームいらずです。授乳が終わったら、さっと身支度をしてごはんを作る、という順番。
休みの日は授乳が終わってから一緒に遊び、のんびりすることも。そして、朝から出かけて、朝昼兼用のブランチを外で食べることもあります。朝がもともと強いので、特に天気がよいと気分もよく、朝からバリバリ活動したくなります。
フードコーディネーター、野菜ソムリエでいらっしゃる柳沢さん。朝ごはんへのこだわりを教えてください。
ヘルシーで彩りがあることを意識しています。一日を明るい気持ちでスタートできるようなごはんに、という思いで、カラフルで見た目にも楽しいものを作っています。野菜やフルーツを使えば、自然と彩りがよくなるので、だいたい野菜多めになっています。そこに、フルーツを1、2種加えるのが定番。
栄養バランス的には、糖質に偏らないようにすることと、タンパク質を入れることは気を付けています。だから、量は多くなくていいので、肉、魚、卵、豆などを使った一品は加えます。手軽なので卵を使った料理の登場回数は高いです。
現在シンガポールにお住まいだそうですが、日本とシンガポールの朝の時間にどのような違いを感じられていますか?
シンガポールは特に休日の朝はみんな活動のスタートが遅いような気がします。どこに行っても人が少ないので、人気スポットは午前中の早い時間が穴場かも。たとえば、日中も夜も人が多いマリーナベイの周りも、朝なら人が少ないので、ランニングや散歩におすすめです。
あとは、シンガポーリアンは外食をすることが多い!朝ごはんも家ではなく外で食べる人が多いようで、出勤前にカフェやパン屋のイートインコーナーなどで食べている人がたくさん。カヤトーストに半熟の目玉焼き、コーヒーは鉄板メニュー。朝ごはんは外の人が多いからか、おしゃれなカフェやレストランでもオールデイブレックファーストのメニューがあるところがたくさんあるので、休みの日のブランチに行ったりします。
朝を心地よくすごすために、寝る前にやっていることを教えてください。
キッチンとテーブルにはなにも置かず完璧に片づけておくことと、朝ごはんの仕込みを1、2品はしておくこと。
朝はしっかり食べたいけれど、全部をイチから作るのは大変。だから、そのまま出せたり、ちょっと一工程加えればできあがるようなものを準備しておきます。これをやっておくだけで時間のない朝もバタバタせずに過ごせてとてもラク!万が一子供の機嫌が悪くて手が離せなくても食べる物があるので安心です。
寝る前には、冷蔵庫の材料を確認して、朝なにを食べるかなんとなく頭でイメージしてから寝ています。
朝使うもので、お気に入りのアイテムをひとつ教えてください。
最近は、オーバーナイトオーツがブーム。前日寝る前にオートミールを豆乳で浸して、朝にトッピングをして食べています。グルテンフリーで腹持ちがよく食物繊維が豊富なのでオススメです!レーズンを一緒に入れておけば、レーズンの甘味があるので砂糖などもかけずに食べられるのでヘルシー。調理をしなくてよいので、忙しい朝には本当に助かります。
シンガポールはオートミールが人気で、コンビニでもドライフルーツと一緒に小さなカップに入ったオートミールが売られています。このパックは旅行先にも持っていけるので便利です。