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安野モヨコの挿画が素敵!文豪たちの「女心」についての十篇

 

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『女心についての十篇 耳瓔珞』

漫画家の安野モヨコが「女心」をテーマに作品を選び、あでやかな挿絵を描き下ろした傑作短篇集。『晩菊 女体についての八篇』に続くシリーズ第二弾です。

20170426
女心についての十篇 耳瓔珞
選・画:安野モヨコ/著:芥川龍之介/有吉佐和子/円地文子/岡本かの子/織田作之助/川端康成/白洲正子
出版社:中央公論新社

女心は複雑怪奇。気まぐれでとらえどころがない。

川端康成が若い娘の心の不思議を描いた「むすめごころ」。愛する男が自分の親友と結婚するよう仕向けるなんて、突拍子もない。なさすぎる。それでも、胸の奥がムズムズするのは、心をかき乱されてるということなのかも。

女心は外から見ても計り知れないけれど、安野モヨコが描く女性たちの憂いを帯びた濡れた瞳に、女の気持ちが揺れてる気がする。

芥川龍之介が「カッフェ」で働く若い女性の心を鮮やかに描いた「葱」をはじめ、岡本かの子、円地文子、有吉佐和子らの傑作を収録しています。

以前ご紹介したシリーズ第一弾のアンソロジーもぜひどうぞ。
『晩菊 女体についての八篇』

Love, まっこリ〜ナ

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まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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