今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『文学効能事典』。
風邪をひいたとき、花粉症のとき、悪夢を見るとき、腹が立ったとき……。さまざまな心身の不調や人生の悩みに効く小説を処方するブックガイドです。
どこかに不調を感じたら、読書でココロとカラダをケアしてみましょう。さあ、気になる小説を手にとって!
『文学効能事典 あなたの悩みに効く小説』
著者:エラ・バーサド、スーザン・エルダキン/翻訳:金原瑞人、石田文子
出版社:フィルムアート社
読むおくすりは、どんな味がするのでしょう。びっくりするほど苦かったり、とろけるように甘かったり。小説に配合されたいろいろな成分が、つらい症状を和らげてくれるかもしれません。
たとえば、腹が立ったときは『老人と海』、歯が痛いときは『アンナ・カレーニナ』、無気力なときは『郵便配達は二度ベルを鳴らす』、インフルエンザにかかったときは、アガサ・クリスティーが特効薬なのだそう。
花粉症にかかった人に著者が処方するのは『海底二万里』。なぜなら、花粉のない場所へ逃れられるから。ちょっと荒治療かもしれないけれど、読み出したら夢中になって花粉のつらさも忘れちゃうかも。素敵なおくすりですね!
結婚相手をまちがえたとき、秘密をもらしたくなったとき、疲れて感情的になったときなど、症状の種類はじつに多種多様です。あなたの悩みにピタリと効く小説へと出会えます。
Love, まっこリ〜ナ
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