プーアール茶・黒烏龍茶・杜仲茶・ルイボスティーetc.健康やダイエットに効果的なお茶は数多くありますが、その栄養価の高さから「飲むサラダ」との異名を持ち、ダイエットだけでなく美肌や疲労回復にも抜群の効果で、美容家たちの間でも話題を集めた「マテ茶」はご存知でしょうか?
数年前に大手飲料メーカーからも商品化され人気を博したマテ茶ですが、一部で熱いマテ茶には発がん性リスクがあるのでは?との報道があるなど物議を醸しましたよね。ところが、最近になってマテ茶に発がん性リスクは認められないということが正式に発表されました。
2016年6月15日、WHOの研究機関である国際がん研究所(IARC)は「マテ茶はヒトに対する発がん性について分類できない」と発表、農林水産省の消費・安全局食品安全政策課でも6月17日にそれを公表しています。
健康茶として世界三大飲料の1つに挙げられるマテ茶。健康志向で有名な歌手のマドンナさんがマテ茶を自家菜園で栽培していたり、世界的に有名なサッカーのメッシ選手もベンチではマテ茶を愛飲。南米からサッカーチームが来日する際には、必ず大使館でマテ茶を用意するそうです!
9月1日はマテ茶の生産国であるアルゼンチンでその年の収穫祭が行われる日であり、日本マテ茶協会によって制定された「マテ茶の日」。今回は、女性に嬉しい効果がたっぷりのマテ茶の魅力をご紹介したいと思います♪
「マテ茶」ってどんなお茶?
マテ茶はブラジル・アルゼンチン・パラグアイなどの南米原産のマテの木の葉や茎を乾燥したもので、南米の家庭で一般的な飲料。もともとは野菜が育ちにくい土壌に暮らす先住民が本能的に野菜不足を解消するため、愛飲していたといわれます。
別名「飲むサラダ」ともいわれるほどの実力を持つマテ茶の豊富な栄養素。日本人に不足しがちなミネラル分やビタミンA・B・食物繊維が豊富に含まれ、カルシウムは烏龍茶の約28倍、鉄分やマグネシウムは約20倍、亜鉛は約3倍という驚きの数値です。
女性に嬉しい効果いっぱい!
- ダイエット効果
マテ茶には中性脂肪やコレステロール値を下げて、脂肪の吸収を妨げる働きがあります。さらに、豊富なミネラル分が内臓機能を高めて代謝をアップしてくれるので、痩せやすい体質づくりにも一役買ってくれますね♪他のお茶系飲料にはない食物繊維が、ポッコリお腹の解消にも役立ちます!
- 美肌効果
マテ茶に含まれるポリフェノールは赤ワインの1.5~6倍、緑茶と比べるとなんと30倍!その強力な抗酸化作用で日焼けやストレスからお肌を守り、肌代謝を高めてくれるので、シミ・シワ・くすみを防いでくれます♪さらに、豊富なビタミンA・Bが肌荒れを防いで美肌へ導いてくれますよ!
- 冷え症改善・疲労回復
マテ茶の苦味成分といわれるテオブロミンには、血管を拡張させる働きがあるので冷え症の改善に◎!豊富なビタミン・ミネラル分が疲労物質を減らして回復を早めてくれます。
- ストレス緩和・イライラ予防
マテ茶には自律神経を刺激する働きがあるため、逆立った神経を静めてストレスを緩和してくれます。さらに、豊富に含まれるカルシウムが肩こりや腰痛、イライラの防止にも役立ちます。
「マテ茶」の飲み方
茶葉はグリーン・マテとロースト・マテの2種類ありますが、乾燥・熟成しただけのものがグリーン・マテ、それをさらに焙煎したものがロースト・マテです。若葉のような青い香りと若干の苦味を感じるグリーン・マテに比べるとロースト・マテは香ばしさが加わって飲みやすいテイストになっています。
紅茶と同じようにティーポットにお湯を注いで3分ほど抽出してから飲んだり、冷蔵庫で水だしすると飲みやすくなります。ミルクとはちみつを加えると、まるでほうじ茶ラテのような味わい!
そのまま飲むのはクセがあって苦手という方にはジャスミンティーや烏龍茶にお好みの分量をブレンドするのがおすすめですよ♪
いかがでしたか?嬉しい効果がいっぱいの飲むサラダ「マテ茶」。ダイエット中や野菜不足が気になる方には特におすすめしたい飲み物です♪
ハーブティーと異なり、緑茶の半分ほどですがカフェインも含んでいるので妊娠中の方や小さなお子様には飲み過ぎにご注意くださいね!