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あたしはあたしの愛を全部与える—猫の視点で描く感動的な愛の物語

 

今日のカフェボンボンの本棚は、『あたしの一生』

作家の江國香織が訳した猫小説の傑作が初の文庫化。猫のダルシーが人間と一緒に暮らした17年の愛の年月。ひたむきな愛に心が揺さぶられます。

20160505
あたしの一生 猫のダルシーの物語
著者:ディー・レディー/訳:江國香織
出版社:小学館

あのひとへの、あたしの愛
それから、あたしへの、あのひとの愛。

ダルシーは飼い主の女性のことを「あたしの人間」とよぶ。彼女と自分のことをいつもこんなふうに思って満足している。

あたしの人間はなにもかもあたしにぴったり。完璧な人間。ふたりでひとつ。あたしの人間がささやく愛の言葉を聞くのが、あたしの一番大切な瞬間、と。

こんなにも揺らぐことのない確かな愛があるかしら。回り道をしないで、言い訳をしないで、まっすぐに愛する人に向き合いたい。そう感じずにはいられない強いパワーを持った物語です。

「ダルシー、あなたは20年もそれ以上も生きるわよね。約束してくれる?」ダルシーは何も約束しない。「つねにいま、この瞬間だけが、あたしから彼女への贈り物」なのだから。

Love, まっこリ〜ナ

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
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まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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