今日のカフェボンボンの本棚は、『ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領』。
南米ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領が初来日! 国連会議での伝説的なスピーチで有名なムヒカさんは、その清貧な暮らしぶりでも知られています。
『ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領』
著者:アンドレス・ダンサ、エルネスト・トゥルボヴィッツ/訳:大橋美帆
出版社:KADOKAWA
ムヒカさんは農場に住み、愛車のフォルクスワーゲンを自分で運転する。奥さんと一緒に料理をし皿洗いもする。犬のごはんを作るのはムヒカさんの役目。
貧しいのではなく、自由でいるために質素であることを選んだという。「貧しい人間というのは、いつもカネばかり追いかけ、それにとらわれている人間のことを言うのさ」と。
人生は波乱万丈。苦しい獄中生活を経験したからこそ、わずかしかもたなくても幸せになれることを学んだと語る。
いつもノーネクタイで自然体、人間味あふれるムヒカさん。サッカーのウルグアイ代表・スアレス選手が失意で帰国した際、空港で大統領自ら出迎え励ましたエピソードが印象的です。
強い信念と深い洞察力をもつ稀有な人物に魅せられる一冊です。
Love, まっこリ〜ナ
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