4月29日:今日は「昭和の日」
自然を愛した昭和天皇をしのぶ日として制定された昭和の日ですが、春は草花の美しさのほか、グリーンの野菜もおいしい時期ですよね。
そんな春野菜には、季節にあった栄養がたっぷり!カラダの中からキレイにしてくれる効果があるようです。その中から代表的ないくつかをピックアップしてみました。
カラダが欲する栄養は、その時期の旬野菜にあり!
春になると、野菜売り場には色鮮やかなグリーンが多く並びますが、春が旬の野菜は、セリやパクチーのように香りが強いものや、菜花や山菜など苦みがあるものが多いですよね。
この香りやにがみは「植物性アルカロイド」という、病気や老化の原因 になる活性酸素をとり除いてくれる、つよい抗酸化力をもつ成分のため。
漢方では、春になると植物も人のカラダも目覚めるといわれていますが、新陳代謝が低下した冬にためこんだ毒素や老廃物を、春野菜を食べることで排出してデトックスしてくれるんですって。
「旬の食べ物は、その時期カラダに足りない栄養を補う」とわれるように、自然界と人は深くつながっているのですね。
そしてその”春”にたっぷり摂りたい野菜がコチラ!
タケノコには食物繊維がたっぷり含まれていますが、これは腸をととのえてくれる効果が。そしてオススメの食べ方は”タケノコとわかめの煮物”です。
わかめに含まれている成分がタケノコの繊維を柔らかくして、便秘解消や肥満予防に効果的なんですって。ただし体を冷やしやすい食材なので、食べ過ぎないように注意を。
キャベツには、便秘を解消してくれる食物繊維がたっぷり。ビタミンCも多く含まれ、シミやソバカスを予防したり美白効果があるといわれています。
また胃腸薬で有名な「キャベジン」の成分ビタミンUも豊富で、胃潰瘍や胃痛に悩む人が毎日3枚キャベツを食べたところ、数週間で改善した症例もあるようです。ストレスで胃の調子がイマイチのときは、キャベツを食べるといいかも!?
アスパラガスには新陳代謝をよくするアスパラギン酸が含まれているため、むくみや肝機能を改善させる効果が。そんなアスパラガスの栄養素は、根元より穂先におおく含まれ、その量は約2倍。
アスパラギン酸は健康ドリンク剤に入っているほど疲労回復効果が高く、カラダのだるさをとってくれるため、疲れているときはとくにオススメの野菜です。
命が芽吹く春は、野菜もスクスクと上に向かって成長していくタイプのものが多いようですね。春野菜を食べれば、気持ちもグングン上に向かっていくかも♪
そして今、地震の復旧作業が続いている熊本県は、豊かな自然の恵みをうけ、おいしい野菜が育つことで有名な地域です。
春野菜の成長のように早いスピードで被災されたみなさまの現状が改善され、1日も早くこころ穏やかな日がくることを心から願います。
「昭和の日」とは?
もとは昭和天皇の誕生日で「天皇誕生日」という祝日であったが,死去に伴いみどりの日として制定された。 2007年国民の祝日に関する法律の改正によって、みどりの日は5月4日に変更され,4月 29日は昭和の日となった。