今日のカフェボンボンの本棚は、『どうしよう』。
壇蜜35歳の書き下ろしエッセイ集。眠くて仕方ない、緊張という呪縛、使い物にならない個性、友達がいない、面倒な自分。当たり前の日常にひそむ「どうしよう、困った」に向き合い本音をつづった新刊本です。
『どうしよう』
著者:壇蜜
出版社:マガジンハウス
どうしよう。この言葉が似合う人です。
誰にともなく発した消え入りそうな声を想像してみる。でもきっと、心のなかではどうするかもう決まっている……。そんな気がする。
壇蜜でいることはファンのため、今生きていることは、自分と自分を支えてくれる人々のため。「今の私は恐ろしく怠け者で姑息な大人」とも。
働かなくては生きていけないけれど、何もかもイヤになったそんな日は、飼っている猫を抱き締める……。こうして彼女は、こじれそうになる日々に折り合いをつけるのかもしれない。
自分の宿命も弱さも引き受ける。揺れ動くこころの奥に、壇蜜として生きる覚悟を感じます。表紙のしっとりとした和服姿、色香が漂います。
Love, まっこリ〜ナ
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