今日の「まっこリ～ナのカフェボンボン」の本棚は、『壇蜜歳時記』。
季節が移ろえば、女も移ろう。厄除け、卒業、春眠、七夕、夏休み、秋日傘、クリスマス。四季折々の言葉に寄せて、俳句・写真とともに日々の暮らしや思い出をつづったエッセイ、新刊です。
『壇蜜歳時記』
著者：壇蜜
出版社：大和書房
今年もあっという間だったね。そんな声が聞こえ始めた今日この頃。
この本を読めば「あっという間」が愛おしくなる。季節に思いを重ねれば、時の流れを少しだけ引きのばせると気づかせてくれるから。
彼女にいちばん似合う季節はいつなのだろう。眠くて眠くて仕方がないという、まどろみの春かもしれない。眠りすぎが原因で破局したことさえあるのだそう。だから、お付き合いに発展しそうな殿方にはそのことを先に話しておく。ほかの「わたくしのダメなところ」と一緒に……。
「過去は忘れて生きてます」というひとだからこそ、季節の移ろいを敏感に感じとるのだと思う。四季折々のしっとりと風情ある姿も美しいです。
壇蜜さんの本、こちらもぜひどうぞ。
＊『泣くなら、ひとり』…日常をリアルにつづった書下ろし日記。
Love, まっこリ〜ナ
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