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壇蜜『泣くなら、ひとり』35歳の私生活、日記にそっとつづります

 

今日のカフェボンボンの本棚は、『泣くなら、ひとり』

壇蜜が日常をリアルにつづった書下ろし日記。シリーズ第三弾、新刊です。小説家デビュー作も収録しています。

20161011
泣くなら、ひとり 壇蜜日記3
著者:壇蜜
出版社:文藝春秋

久しぶりに男からプレゼントをもらう。とある男と秘密の遊びに興じる。見られてはマズイ画像をもっている人を心の中で数える——。

ドキッとすることをさりげなくつづる。そんなにいろいろ、教えてもいいの。そう思いながら素顔の彼女を知りたくてむさぼり読んでしまう。

男性に対しては妙な拒絶感を持つことがあるという。社会的に振る舞うことを放棄して「だから袋にとじられる」と分析する。袋の中なら安全だから……。

好きな男に告白できない時に言うことば、それは「来世あたりあなたの飼い猫になりたい」。この人らしい。きっとこの人にしか言えない。

もっと冷たい人だと思っていましたよと言われてとまどう壇蜜さん。秘めやかな日記からは人肌のぬくもりを感じます。それもかなり高めの体温の熱っぽさを。

Love, まっこリ〜ナ

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
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まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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