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ボブという名のストリート・キャット

 

今日のカフェボンボンは、『ボブという名のストリート・キャット』

ロンドンのホームレスの青年と野良猫ボブの物語。世界中で大人気のノンフィクションです。

20140307

ボブという名のストリート・キャット
著者:ジェームズ・ボーエン/訳:服部京子
出版社:辰巳出版

身も心も傷ついた者同士の出会いだった。野良猫のボブはやせ細って哀しげに鳴いていたし、ホームレスのジェームズはヘロイン中毒の治療中。そしてお互いひとりぼっち。

ふたりはいつしか深く心を通い合わせるようになり、小さな仲間がジェームズの生き方を大きく変えていく……。

虚飾や物欲に惑わされずシンプルに生きていると、自分にとって本当に大切なものが見えてくる。

ジェームズにとってそれは、ボブ。ボブが寄せる信頼の証は、ジェームズの肩の上に乗ること。だって、世界でいちばん好きな場所だから。

大切な誰かと出会えたらきっと心は通じる。ジェームズとボブのようにね。そう信じたくなる一冊です。

よい週末を。
Love, まっこリ〜ナ

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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