今日のカフェボンボンの本棚は、日曜日の絵本。
とらにそっくりなのが何より自慢ないたずら子猫のお話です。石井桃子の幻のねこの絵本が40年以上の時を経て復刊しました。素朴で愛らしい猫の絵本です。
ぼく、いくつになったら、とらになれるの? ことらちゃんに聞かれたおかあさん猫は、ええっ!と思ったことでしょう。もうこの子ったらって。
「あなたはいくつになってもねこよ」と諭されても納得いかないことらちゃん。こんなにそっくりなんだからとらになれないわけがないとボディ・ビル体操を始めちゃうんです。
そのうちことらちゃんはとらに会いに動物園へ。なんと、とらのおっぱいを飲ませてもらうことになり……。小さい猫にとって毎日が大冒険。弟と妹タイガちゃんとミーちゃんも最高に愛くるしいです。
私はダンベルを持ち上げることらちゃんの絵にノックアウトされました。もうかわいすぎる!
とらのお乳を飲むことらちゃん、縁側で日向ぼっこすることらちゃん、カラーをつけたことらちゃん。こんな子猫がいたらきっと振り回されっぱなしだろうな。ことらちゃんにどうしても会いたくなる絵本です。
『ことらちゃんの冒険』
お話:石井桃子/画:深沢紅子
出版社:河出書房新社
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イマジネーションが広がる日曜日。
一冊の素敵な絵本と出会ったら、いつもと少しだけ違う月曜日が始まります。
楽しい休日を。
Love, まっこリ〜ナ
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