今日のカフェボンボンは、動物写真家・岩合光昭さんのフォトエッセイ『ネコに金星』。
ニッポンの個性的な猫たちが大集合。ちょうど猫の写真展も開催中です!
『ネコに金星!』
著者:岩合光昭
出版社:新潮社
ぴゅーんと空を飛んでいる!?
表紙カバーの猫、じつは屋根から屋根へと飛び移ってるの。「家と家との間の細い路地にはヒトが通う。ネコにはずっと上の方に広い道がある」というとおり、山口県の祝島(いわいじま)の猫たちは、青空の下を自由に行き来しています。
縁側で昼寝する猫、庭に干した布団とたわむれる猫、旅館の軒下でくつろぐ猫。岩合さんの撮る猫には生活感がありますよね。ひと癖もふた癖もありそうで、なんかね、『じゃりン子チエ』を思い出しちゃう。
旅先の猫たちが自然に岩合さんを道案内してくれるのが不思議。猫が導くその先には、懐かしい日本の風景が広がっています。
写真に写っていなくても、子どもたちの遊ぶ声や夕ご飯のおかずの匂いなんかがしているんだろうなあとわかる。島なら船の音や潮の香りがする。そういう場所でこの猫たちは気ままに暮らしているのだと思うから。
日本の猫の「朝時間」は、徳島のとある小学校に通う猫・モモちゃん。授業中は椅子のクッションの上でうたた寝です。
岩合光昭写真展「ねこ歩き」が東京で開催中です。最新未公開作品を中心に222(にゃんにゃんにゃん)点を展示しています。
2013年5月29日(水)〜6月10日(月)(全国巡回予定)
日本橋三越本店 新館7Fギャラリー
Love, まっこリ〜ナ
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