今日のカフェボンボンは、『とら吉の東京さんぽ』。
江戸っ子猫“とら吉”が案内する東京の町。友だち猫も紹介しながらの楽しい道草歩きです。
『とら吉の東京さんぽ』
著者:前田マリ
出版社:東京書籍
とら吉の後ろにくっついて、猫まかせ風まかせ。猫目線で見た面白い場所に連れてってくれそう。
とら吉の好きな散歩道は、昔ながらの東京の風情や人情が残る場所。銀座の路地裏や月島の大衆酒場、三田の銭湯に浅草のオモチャ屋。渋谷のジャズ喫茶、谷中の夕やけだんだん、新宿の寄席……。行く先々でとら吉の友だち猫に会う。銀座の猫は、バーの看板が似合っちゃうんだって。
とら吉って『男はつらいよ』の寅さんに似てる。名前もそうだし、べらんめえ調の語り口もね。きっぷがよくて、弟分たちに慕われて、なんかこう、男気のある猫だから。
東京さんぽの「朝時間」は、浅草の花やしき。
とら吉お気に入りの遊園地です。
目まぐるしく変化する東京の町。もうなくなってしまった場所もあるけれど、とら吉の仲間が元気に闊歩する界隈もまだ残っている。
私の大切な本。ぜひ復刊を願ってます。
Love, まっこリ〜ナ