今日のカフェボンボンは、都市の風景を写し出す『東京の階段』

名階段126を紹介、階段の面白さと奥深い魅力にハマる本をお届けします。

20121214

東京の階段
著者:松本泰生
出版社:日本文芸社

本書に出会うまで、階段のことじっくり考えたりしなかったけど、私にも好きな階段がありました!

自分の家の屋根が見える階段です。てっぺんに上ると、辺りの風景が航空写真で撮ったみたいに見えるんです。うちの小さな屋根が可愛いなあって。下から上へ移動するとき、眺望が劇的に変わるのが階段の面白さ。あらためて気づいた階段の魅力です。

東京は坂の街ですが、階段もすごく多いんですね。「美しい階段」「歩いて楽しい階段」「歴史を感じさせる階段」と見方もいろいろ。「疲労感、景観、スリル、立地」で評価します。スリル五つ星は、相当傾斜がきついのでしょう。

小さな階段が人の生活手段として役立っているところがいいなあと思います。階段の途中で足を止めて振り返ると、超高層ビルや電車が見える。日常が変化する楽しい一瞬です。

子どもの頃、「グリコ」「チヨコレイト」「パイナツプル」と言いながら遊んだ思い出も、階段が遊び場だったからこそ。階段のある風景も時の流れとともに移り変わるけれど……。

「階段を歩いて得られる感覚は快感であることが多いが、場合によってはザラザラとした違和感のようなものであることもある。」階段の奥深さを知る言葉です。

よい週末を!
Love, まっこリ〜ナ

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
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まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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