10月31日:今日は「日本茶の日」
食事のあとやお菓子に添えられて親しまれている日本茶ですが、庶民がお茶を飲むようになったのは江戸時代の頃。それ以前は、貴族や僧侶だけが飲むことができる貴重なもので、体に良い成分がたくさん含まれることから、クスリとしても飲まれていたそうです。今では日本茶が健康や美容にいいことは有名ですが、具体的にはどんな効果があるのでしょう?
食前と食後の1杯のお茶がダイエットに効果大!
0カロリーで太る心配がなく、油っぽいものを食べたあとに飲めば、タンニンが脂肪を分解する酵素の働きを高めてくれる日本茶は、食事の前に飲むことで空腹感をやわらげたり、ビタミンやミネラルを補うこともできるといわれています。最近では茶ポリフェノールが血糖値を下げることもわかったそうですが、日本茶の代表的な効果といえばコチラ!
1.美肌
緑茶3杯に含まれているビタミンCはリンゴ1個分といわれ、シミやソバカスの原因になるメラニン色素の沈着をふせいで肌を白くしてくれるほか、茶葉をそのまま飲む抹茶はカロテンが多く、潤い肌へと導いてくれます。
2.ダイエット&健康
緑茶のサポニンという成分には脂肪を減少させる効果があり、運動前にお茶を飲むことでカフェインの効果によって脂肪がエネルギー源として優先的に使われるようになるため、ダイエット効果がアップ!またカテキンはブドウ糖の吸収をおさえる働きがあるため、肥満防止にも効果が。ほかにも免疫力を高たり、殺菌作用・毒素を解毒する働きがあるといわれています。そして食後のお茶は、食べることを終えた儀式にもなることから、もう少し食べたい気持ちを抑えて食べ過ぎを防止してくれる効果もあるようです。
日本茶をおいしく淹れるコツは、沸騰させたお湯を使うこと。そして淹れるときは、お茶の苦み成分が出ないように葉が開くまで待ち、均一の濃さになるようにまわしながら注ぎます。これからの寒くなる季節、熱々のお茶で落ち着いた朝のひとときを過ごすのもいいですね。
「日本茶の日」とは?
1192年のこの日、臨済宗の開祖・栄西が宋から帰国し、茶の種子と製法を持ち帰った。