今日のカフェボンボンの本棚は、『まにまに』。
直木賞受賞作家・西加奈子のハイテンションな日常生活を描いたエッセイ集。仕事も恋も洗濯も全身全霊が当たり前。魂入ってます！
『まにまに』
著者：西加奈子
出版社：KADOKAWA
人生を疾走している。アクセル全開でフルスロットル、右へ左へ自由自在。思い切ってジャンプもする。でもバックだけはしない人なんだなあと思う。
喜怒哀楽が激しくて泣きたがり。散歩中に団地の窓々を見るだけで泣けてくる。はためく洗濯物や緑のゴーヤーにそれぞれの人生を思うのだ。
癖は歩きながら大声で独り言を言うこと。飲み会に向かう道で気分が高揚、友人との会話を勝手にシミレーションして盛り上がる。恋人に会う前から一人でけんかして仲直り。こんなに天真爛漫で元気いっぱいの加奈子さんなのに「私はどんどん、弱虫になっている」という。その訳は……。
からだの中に愛が満ちていてあふれ出てくる。きらきらした言葉になって。
こちらの本もおすすめです。
＊『円卓』…小学三年生の女の子「こっこ」の成長を描く感動作。
Love, まっこリ〜ナ
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