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片岡義男が軽やかな日常をつづる『ピーナツ・バターで始める朝』

 

今朝のカフェボンボンメニューは、『ピーナツ・バターで始める朝』
作家・片岡義男の日常を軽やかに映し出すエッセイです。

20120907

ピーナツ・バターで始める朝
著者:片岡義男
出版社:東京書籍

ピーナツ・バターで始める朝。

朝の明るい陽射しが注ぐキッチンが目に浮かぶ洒落たフレーズですね。まさに「朝時間」にぴったりのタイトルの本なので、みなさんにおすすめするのも特別な気分です。

43編の短い文章につづられる作家の日々はとても軽やか。ピーナツ・バターとの再会、スパゲッティ・ナポリタンの考察、幼い頃食べたアイスクリームの味。文房具を買う旅、60年代のヒットソング、買い損ねたペーパーバックのこと。

さまざまな食べ物や旅の記憶が「僕」と結びつき、新たな興味を次々と呼び起こしていく。恋愛小説の名手の日常の断片には、自由でからりとした空気が漂っています。

この本の「朝時間」は、ピーナツ・バター&ジェリーの朝食。

グレープ・ジェリーはピーナツ・バターと一心同体なのだそうです。パンの片面にピーナツ・バター、もうひと切れのスライスに濃い紫色の葡萄のジェリーを合わせて。ぜひ召し上がってみてくださいね。

素敵な週末を。
Love, まっこリ〜ナ

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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