『へルタースケルター』の作者・岡崎京子が描く『うたかたの日々』。
原作を映画化した「ムード・インディゴ~うたかたの日々~」も公開中です!
『うたかたの日々』
著者:岡崎京子/原作:ボリス・ヴィアン
出版社:宝島社
先日おすすめしたボリス・ヴィアンの『うたかたの日々』。
この伝説的なフランスの恋愛小説を、
天才漫画家・岡崎京子が漫画化。幻といわれた作品です。
ストーリーはこんなふう。
リッチでピュアな青年コランと繊細で可憐なクロエは、
パーティーで出会い、すぐさま恋に落ちる。
しかし、愛し合うふたりに不吉な影が忍び寄る。
幸せの絶頂だったクロエの肺には睡蓮がとり憑いていて……。
コランとクロエの「朝時間」は、シナモン・シュガー味のバラ色の雲。
コランの情熱の水蒸気がふたりをすっぽりと包みこむ。
ほんというと、岡崎京子のコランやクロエは、
私の想像とは違うけれど、それもまた刺激的なの。
美しく痛みに満ちたストーリーが、
オカザキワールドとどんなふうに重なり合うかを楽しんで。
漫画も映画もヴィアン作品への愛の証。
『うたかたの日々』はそれほど心奪われる小説だってこと!!
ミシェル・ゴンドリー監督の映画「ムード・インディゴ~うたかたの日々~」も絶賛上映中です。
Love, まっこリ〜ナ