今日のカフェボンボンは、『THE RED BALLOON』。
伝説のフランス映画『赤い風船』の写真絵本をお届けします。『赤い風船』は、1956年にカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した、アルベール・ラモリス監督の詩情あふれる名作です。
『THE RED BALLOON』
著者:Albert Lamorisse
出版社:Doubleday Books for Young Readers
ある日、真っ赤な風船を見つけた少年パスカルは、風船を持ったまま学校に向かいます。
風船は人の手を離れたとたん遠くに飛んでいってしまうものなのに、この赤い風船はなぜかパスカルのそばにとどまって、彼のあとをどこへでもついてくる。まるで人の心がわかるみたいに。ひとりぼっちでさびしかったパスカルに仲良しの友だちができたのです。
教会の尖塔や石畳の坂道、レースのカーテンが揺れるフランス窓など、赤い風船が飛ぶパリの街並も雰囲気があって、当時のノスタルジックな空気を味わえます。英語の文章は読みやすいので、洋書入門としてもおすすめです。
数年前、デジタル・リマスターでよみがえった映画をスクリーンで見ました。ポエティックな映像がいつまでも心に残っています。
パスカルの「朝時間」は、赤い風船と学校に行く朝。本のお供には、カフェオレを。大きなカフェオレボウルでたっぷりどうぞ。
Love, まっこリ〜ナ