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古都・鎌倉を舞台に四姉妹を描く心にしみる物語『海街diary』

 

今朝のカフェボンボンおすすめメニューは、珠玉のコミック作品『海街diary1 蝉時雨のやむ頃』

鎌倉を舞台に四姉妹を描く心にしみる物語です。吉田秋生の大人気シリーズから第1巻を。

20120711

海街diary1 蝉時雨のやむ頃
著者:吉田秋生
出版社:小学館

海の見える町・鎌倉の古い家に暮らす三姉妹は、長いあいだ会うこともなかった父の葬儀の席で、異母姉妹のすずと初めて対面します。三姉妹の心に込み上げる父の懐かしい思い出、年の離れた妹への想い。姉たちと暮らすことを決意したすずは、鎌倉に引っ越してくることになり……。

古都を背景に、姉妹たちの心模様が細やかに描かれていきます。一家の大黒柱でしっかり者の長女・幸、恋愛体質の次女・佳乃、ノーテンキな三女・千佳。まだ中学生なのに、どこか危なっかし気な姉たちを心配して見守るすず。そんなすずが健気で愛おしい。

仕事も恋もままならないことも多いけれど、四姉妹と彼女たちをとりまく人たちのあいだには、濃密でやさしい時間がゆっくりと流れています。

鎌倉は私にとって憧れの場所でした。すずちゃんと同じ年頃のときからずっと、いつの時代も。江の電に揺られて小さな駅で下りて、坂道を歩いて海へ。あのときめきがよみがえってきます。

そして……。この物語の『朝時間』は、転校生すずの初登校日の朝。すずの凛とした表情がまぶしいです。

本のお供には、自家製の梅酒を切子のグラスで。幸がすずのために作るアルコール抜きの梅酒もいいですね。

Love, まっこリ〜ナ

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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